気胸の処置

テーマ:自然気胸のこと
さて、気を取り直して、5年前に私が自然気胸という病気で入院した時の回顧録の続きです。

前回は、紹介されて行った総合病院の救急外来で、即入院を言い渡されたところまで書きました。

その救急外来では、何の治療も行われず、車椅子に座らされて病棟に連れて行かれました。

ちょうどその夜、呼吸器科の一般の病室はほぼ満室(満床)だったので、特別室に入ることになりました。
リゾートホテル並みの広さの部屋に、ソファ大型テレビ、それにキッチンまで付いています。
料金も1泊(?)2万円ぐらいだったでしょうか。
私の場合はやむを得ず特別室になったということで、その50%で済みましたが・・・

荷物を置いて、嫁と「すげー部屋やなぁ」なんて話をしていると 間もなく病棟の処置室に連れて行かれました。

ベッドに横になると 胸の横側に局所麻酔を打たれ、医師1人と看護師数名がかりで何やらやっていますが、私からは見えず、どうなっているのかわかりませんでした。

処置が終わり、「体を起こして」と言われたので上体を起こすと、急に気分が悪くなりめまいがして脂汗が出てきました。

「気持ち悪いです」というと、血圧を測ったり 何やら肩に注射をされたりして、何とか回復しました。

これは、胸膜ショックと言って、若い人が初めて胸膜に穴を開けた時になるそうです。
医師に「まだまだ若い証拠や」なんて言われましたが、笑う気力もありませんでした。

ようやく落ち着いてから よく見ると、体の横の肋骨の間から管が出ています。
その管は白い四角いプラスチック製の箱のようなものに繋がっており、箱の中には青色の液体が入っていて、呼吸に合わせて動いたりしています。

そのまま やっぱり車椅子に乗らされ、病室に戻りました。

その後、浜崎あゆみ似の看護士から入院に関する説明があり、長い一日が終わりました。
まさに夜の12時ぐらいだったでしょうか。

嫁もこの時間まで付き合ってくれましたが、特に付き添ってもらわなくても大丈夫ということで家に帰しました。

それまでずっとしぼんでいた肺が膨らんだとうことで、相当溜まっていたのでしょう、汚い話で恐縮ですが、一晩中 痰が出て止まりません。
麻酔も切れて動くのも痛いので、洗面台までそう何回も行けず、ティッシュにくるんで捨てていました。
ティッシュは新しいものを一箱持ってきていましたが、一晩で半分以上使ったと思います。

おかげで入院初日は ほとんど眠れませんでした。
(まだまだ続く)

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松男

長浜生まれの長浜育ち
今は京都の嵐山方面に住んでいます
中学・高校・大学は軟式テニスしてました

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