抗生物質って
テーマ:日記
2008/11/14 20:01
前回は風邪のことを書いたので、今回は抗生物質のことを少し。
抗生物質は、肺炎や気道炎といった 細菌が原因となる感染症に用いられ、直接その細菌に作用します。
外傷の化膿やその予防的な意味で処方されることもあるかと思います。
風邪やインフルエンザなどは、『菌(細菌)』ではなく『ウィルス』が原因なので、抗生物質を飲んでも効きません。
以前は、風邪なんかでも処方されていたようですが、最近は少なくなったと思います。
抗生物質を乱用 ではないですが、頻繁に処方すると、その抗生物質が効かなくなるような菌が発現する可能性を高めることになります。
昔のゴキブリは殺虫剤で退治できたのに、今のゴキブリはなかなかしぶとい ってのと同じで、昔の菌にはこの抗生物質が効いたのに、今の菌にはもっと強い抗生物質じゃないと効かない ということが起きるのです。
多くの患者さんを扱う病院内では、様々な病気の治療や化膿の防止などに抗生物質が処方されます。
すると、その抗生物質が効かない、いわば環境に順応して進化した菌が生れます。
これを『耐性菌』と言い、院内感染を引き起こしたりします。
院内感染とは、文字通り病院内で菌に感染することですが、よく耳にするものに、MRSA と VRE があります。
Mはメチシリン、Vはバンコマイシンという強力な抗生物質の名前の略で、Rは『耐性の』、つまり効かないという意味でSAは黄色ブドウ球菌、Eは大腸菌のことです。
新しい抗生物質が発明されて すべての菌に有効であったとしても、しばらくしたら それが効かない菌が現れるというイタチごっこがこれからも続きます。
ちなみにこのカビなどの菌に作用する抗生物質、何からできるか知ってます?
これはカビが作るわけで、毒ヘビの毒で毒ヘビを退治するような感じですね。
で、カビってのはいろんなところにいるわけで、土を調べれば そのあたりにあるカビはほとんど見つかります。
当然、世界中至る所の土が調べられ、新たな抗生物質が作り出されてきたわけです。
どなたか、新種のカビを見つけられたら、こっそり私に教えてくださいね。
抗生物質は、肺炎や気道炎といった 細菌が原因となる感染症に用いられ、直接その細菌に作用します。
外傷の化膿やその予防的な意味で処方されることもあるかと思います。
風邪やインフルエンザなどは、『菌(細菌)』ではなく『ウィルス』が原因なので、抗生物質を飲んでも効きません。
以前は、風邪なんかでも処方されていたようですが、最近は少なくなったと思います。
抗生物質を乱用 ではないですが、頻繁に処方すると、その抗生物質が効かなくなるような菌が発現する可能性を高めることになります。
昔のゴキブリは殺虫剤で退治できたのに、今のゴキブリはなかなかしぶとい ってのと同じで、昔の菌にはこの抗生物質が効いたのに、今の菌にはもっと強い抗生物質じゃないと効かない ということが起きるのです。
多くの患者さんを扱う病院内では、様々な病気の治療や化膿の防止などに抗生物質が処方されます。
すると、その抗生物質が効かない、いわば環境に順応して進化した菌が生れます。
これを『耐性菌』と言い、院内感染を引き起こしたりします。
院内感染とは、文字通り病院内で菌に感染することですが、よく耳にするものに、MRSA と VRE があります。
Mはメチシリン、Vはバンコマイシンという強力な抗生物質の名前の略で、Rは『耐性の』、つまり効かないという意味でSAは黄色ブドウ球菌、Eは大腸菌のことです。
新しい抗生物質が発明されて すべての菌に有効であったとしても、しばらくしたら それが効かない菌が現れるというイタチごっこがこれからも続きます。
ちなみにこのカビなどの菌に作用する抗生物質、何からできるか知ってます?
これはカビが作るわけで、毒ヘビの毒で毒ヘビを退治するような感じですね。
で、カビってのはいろんなところにいるわけで、土を調べれば そのあたりにあるカビはほとんど見つかります。
当然、世界中至る所の土が調べられ、新たな抗生物質が作り出されてきたわけです。
どなたか、新種のカビを見つけられたら、こっそり私に教えてくださいね。