最中
当店の「和楽最中」
最近、なぜか最中の注文を多く頂きます。ありがたいことです。
そこでふと、『もなかって、なんで「最中」と書くんだろう?』と思いました。で、手元の本を開いてみますと、こう書いてありました。
江戸時代、『最中の月』というお菓子がありまして、その名前が縮まってできたもの。『最中の月』とは『中秋の名月』を意味する言葉だそうです。
『最中』には、「物事の中心」とか「盛りの時期」などの意味があり、最中の月で、盛りの月、つまり中秋の名月を指したようです。
この『最中の月』なるお菓子は、江戸吉原にあった店が売り出した丸いせんべいだったと言います。月に見立てて売り出されたのでしょうね。そしてそのせんべいの間にあんこを挟んだ『最中饅頭』なるものが発売され、やがて『饅頭』だけがとれて『最中』になったというのです。江戸の商人もいろいろと考えはったなあと、感心いたします。
さて、この最中の皮は業界では『種』と言いまして、実は和菓子屋では作りません。専門の業者があり、多種多様な皮=『種』をこしらえておられます。当店使用の種は、『和』と『楽』の文字が刻まれています。
そして中には、十勝産の小豆を炊き上げた、つややかな粒あんがはいっています。
おやつにおひとついかがですか?
一個120円です。
注文を受けてからあんこを詰めますので、お電話にて前もってご注文いただければお待たせいたしません。
長浜ひょうたん展~慶雲館にて
今年の長浜盆梅展の会場では、盆梅の展示と同時に、ひょうたん展も開催されています。
二階のお茶席横でこんな風に。
色とりどりでツヤもあり、大きさも形もいろいろ。ユーモラスなのもあれば、お上品なものもあり、エヘンと胸をはったのや、ちんまりと鎮座しているのや…。
個性豊かなひょうたんたちを眺めに行ってみませんか。この週末は慶雲館へ、是非!
上生菓子「紅梅」
上生菓子「紅梅」
長浜盆梅展の梅も、きれいに花開いてきました。毎年のことながら美しいし、ほのかな香りがやさしい気持ちにさせてくれます。あわただしい毎日を送っていますとどうしても、お肌だけではなく気持ちまでガサガサになってきます。
そんな時梅の花は、目にも鼻にも心にも、三度優しいそんな花です。
これは、盆梅展の会場二階のお茶席横に咲いていました、まさに「紅梅」です。きれいな色でしょう。紅白の梅をひな壇に置き、お雛様を装った趣向の展示です。みなさまも是非、慶雲館へ、いかがですか?
そして、お菓子の方の「紅梅」もどうぞ。
長浜盆梅展~梅だより
今日から十日戎が始まりました。長浜の豊国神社の境内は活気であふれています。甘酒のいいにおいもします。
毎年これが始まると『さあ戦闘開始!』という気分になります。なぜなら、明日から長浜盆梅展が始まるからです。
盆梅展のお茶席に、このお菓子をお出しします。
「梅だより」
梅羊羹を求肥のお餅で巻いたお菓子です。
慶雲館の二階にお茶席がもうけられており、抹茶と梅茶をお選びいただけます。
お茶菓子には、当店のこの「梅だより」と、柏屋さんの「盆梅 しそ餅」のどちらかが付きます。日替わりなので、どちらが付くかわかりませんが、お楽しみに。
そして、一階のお土産品の売店では、この「梅だより」の他に、
「浜ちりめん」
「きんつば」
以上三品を売らせてもらっていますので、ご来場の際にはぜひ売店の方にもお立ち寄りください。長浜市の様々な物産がそろっていますので、見て行くだけでも楽しいですよ。でも、買っていただければなお嬉しいです!
寒い日が続きますので、みなさまお身体に気を付けて下さいね。
新春の上生菓子
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
さて、新しい年がはじまりました。
新春のお菓子のご紹介を。
左から、南天・手まり
左から鶴・鹿の子
左から、若松・梅一輪・柚子衣
5日頃までの販売です。一個170円です。
年明けから、ここ長浜ではたくさんの雪をもらいました。今日店を開ける前に雪かきをせんどするほどいたしました。腰が痛いです。
鏡餅の後ろにも、雪。お昼頃から少し溶けだして、地面が見えてきました。
駅前通りは融雪装置があるのですが、うちの前は吹き溜まりで、ぎょうさん雪がたまります。(もっと北の地方からすると、こんなもんぎょうさんの内に入らんわ…ということになるのでしょうが)
なにはともあれ、今年も無事に店を開けられてありがたいことです。
今年も丁寧においしいお菓子を作っていこうと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。