1  |  2    次>    

秀吉の城下町「十八万石」

テーマ:和菓子

長浜銘菓「十八万石」

              

十月に入ると、出世まつりが始まります。アートイン長浜、着物園遊会と、華やかなイベントが目白押しです。

            

みなさんご存知の通り、豊臣秀吉の出世の足がかりとなったのが、ここ長浜。天正元年、秀吉は浅井攻めでの功績を認められ、信長よりこの湖北地方の領土を与えられました。

そして、長浜城を築き、およそ十八万石を治めたそうです。(石高については、諸説あるのだそうですが。)

                             

さて、当店の菓子「十八万石」ですが、これは、桂皮末(ニッキ)の風味の落雁で、中に餡子が入っています。包みを広げると、ニッキのいい香りがふわっと広がります。

そしてこの形は、長浜城の丸瓦を模しています。

                 

秀吉が茶の湯を愛でていたせいかどうかはわかりませんが、ここ長浜には、和菓子屋が多いようです。あまりそう意識したことはなかったのですが、観光客の方によくそう言われます。なるほど、確かにそういったこともあるのかなあと…。

改めて、歴史深い町なのですね。

読書の秋

テーマ:ブログ

昨日のテーマは「芸術の秋」だったので、今日は「読書の秋」で。

和菓子にまつわる本の紹介をします。

坂木司さんの「和菓子のアン」という本をご存じでしょうか。

和菓子の紹介本ではありません。小説なのです。

「杏子(きょうこ)」という18歳の女の子が、デパ地下の和菓子店でアルバイトをし、そこで和菓子にまつわる様々な謎を、個性的な同僚達と一緒に解決していくという、ちょっとしたミステリー仕立ての内容です。ほのぼのとした温かい読後感の残る、お薦めの一冊です。

              

そしてもう一冊。「和菓子のアンソロジー」。同じく坂木司さん始め、北村薫さん、畠中恵さん等など、10人の作家さんが織りなすアンソロジーです。実は私もまだ読んでいないのですが、近いうちに是非読んでみたいと思っています。

和菓子に興味のある方もない方も、以上の二冊、気が向いたら本屋で探してみて下さいね。

 

本屋といえば、最近素敵な古書店を街中で見つけました。「さざなみ古書店」と言います。

祝町通り(ゆう壱番街商店街)の、おおの履物店様より少し西に入った辺り。たしか「みーな」編集室のお隣だったと思いますが、細い通路を奥に入った所です。飾り棚に立てかけてある絵本や洋書なども素敵で、なんとも言えず居心地のよい空間なのです。素敵な本に出会えるかもしれませんよ。本好きな方、是非出かけてみて下さい。

 

読書は、現実を忘れ、全く違う世界に導いてくれるという点で、旅にも似ているかもしれませんね。いい旅になるか、しょーもない旅になるかは、本次第ですけれど…。

 

芸術の秋

テーマ:ブログ

当店のウィンドーに、白い絵画

秋と言えば「芸術の秋」でもあります。今年も10月5・6日にアートインナガハマ(AIN)が開催されます。そこで当店も、芸術の香りを演出してみました。

こちらは、長浜の芸術家、川嵜健次氏の作品です。以前、長浜市の展覧会で特賞を取られました。50号の大作なので、迫力があります。

下地に金箔が貼られているためか、白を基調としているにもかかわらず重厚感があります。そして何よりこの作品の特徴は、卵の殻や貝殻を使用されているところ。全面に細かい細工が施されていて、それはそれは根気のいる作業だったのだろうなと、関心するばかりです。

 

川嵜氏は、数々の展覧会において、絵画のみならず、陶芸や彫刻にいたるまで数々の受賞歴をお持ちの、長浜でも数少ない、すばらしい芸術家のおひとりです。

この漆塗も川嵜氏の作品です。和紙の上に漆を幾重にも塗り重ねてあるそうです。こちらもウィンドウに展示させてもらっています。

           

                    

駅前通りをお通りになる機会がありましたら、ぜひ近寄ってご覧ください。

 

 

おはぎ

テーマ:和菓子

「おはぎ」今日より三日間販売しております。

              

このおはぎ、秋には萩の花にちなんで「おはぎ」、春には牡丹の花にちなんで「ぼた餅」と言うのだそうです。日本語って風情がありますね。

ところで、このあたりでは、おはぎと言えば粒あんや黄な粉のことが多いようですが、こしあんのおはぎも所によってあるようです。あと、青のりやごまや…。他にも、地方によって様々ありそうですね。

         

当店のおはぎは、写真のように粒あんのものです。

  こんなにつややかな小豆の粒たちが、

  餡炊きのお窯でじっくり炊かれ、

そしておはぎの衣となるのです。

当店自慢の粒あんのおはぎ、ぜひご賞味下さい。

 おはぎ 一個100円です

彩づき

テーマ:和菓子

生菓「彩づき(いろづき)

青々と勢いよく伸び盛っていた木々の葉っぱが、どことなく秋の装いを見せ始める今日この頃。

             

昨日は綺麗なまん丸いお月様を見上げ、揺れるススキに秋の風情を感じました。

これからが秋が深まるにつれて、自然界では植物も虫も、来春にむけて命のバトンタッチをする準備に取りかかる季節ですね。

                  

とは言え、まだまだ昼間は夏の暑さが残っています。

「暑さ寒さも彼岸まで。」とは言いますが、今日はその彼岸の入りです。

               

明日から三日間限定で、おはぎを販売いたします。

明日のブログも見て下さいね。  

                  

  上生菓子  一個150円   

  ご予約は☎0749(62)0804までどうぞ

1  |  2    次>    

記事テーマ一覧

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2013/09      >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 1 2 3 4 5

ブログランキング

総合ランキング
43位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
30位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

「御菓子司 藤本屋」では、四季折々の生菓子を始め、贈答用として「浜ちりめん」「十八万石」等の長浜銘菓を各種とりそろえております。
どうぞ気軽にのぞいてみてください。試食もしていただけますよ。

HTMLページへのリンク

プロフィール

藤本屋

長浜駅前通りの和菓子屋「藤本屋」の嫁です
☎0749(62)0804
営業時間AM8時~PM8時

このブログの読者

最近のトラックバック

参加コミュニティ一覧