お年玉券
明日から店頭にてこれをお配りします。
去年好評につき、今年も、年末に来店下さったお客様に配布しようと思っています。
日頃の感謝の気持ちを込めて、年明け2日から5日までの4日間限定で、お団子を半額にさせていただきます。
おなじみの茶だんごに加え三色だんごもお作りします。
このお年玉券を期間中にご持参いただくと、どちらも半額になります。
期間中何度でもお使いいただけますよ。
ぜひお見逃しなく。お待ちしております。
マララさんの言葉
ノーベル平和賞を受賞したマララさんの言葉。
「なぜ、強いといわれる国々は、戦争を起こす上ではたくましいのに、平和をもたらすことには弱腰なのか。戦車を簡単に造るのに、学校を造るのはなぜこれほど難しいのか。」
マララさんの強い瞳に、揺るぎのない意志が見え、おばさんの私にはまぶしすぎて、こちらがはずかしくなるくらいです。
もうお一方。サトヤルティさんの言葉。
「子供たちの夢を否定することほど大きな暴力はない。子供たちへの深い同情をグローバル化しよう。」
いつもマララさんのうしろでやさしい笑みを浮かべておられるこの方を、尊敬してやみません。
いつも思うのです。ノーベル平和賞で毎年受賞者が発表され、その活動がメディアで広く紹介されます。ですが世界はちっとも平和になっていきません。
しょせん「平和」なんてほざいても理想は理想、無理無理…と鼻で笑うのは簡単です。ですが、このように、理想をかかげて、目の前に提示してくれる人がいなくなってしまったら、と思うととても怖いです。
さて、翻って今の日本は、どこへ向かっていくのでしょうか。
上生菓子「冬ごもり」
上生菓子「冬ごもり」
一軒の田舎家に灯りがともり、雪が降り積もっている様子を表しています。
煉りきり製で、雪のところは卵白を泡立てた淡雪でできています。
今まさに北日本ではこういった様子なのでしょうか。電車が止まったり雪かきに追われたり、大変な様子をテレビで見るにつけ、ここ長浜は近年たいした大雪もなく、他にも特に災害もなく、ほんとうに住みよいところだなあと有難く思うのです。
雪深い地域ではほんの少し前まで、(いや、今もかもしれませんが)このお菓子のように「冬ごもり」なることが実際にあったのかなと想像します。
畑も野山も雪に覆われ、家の周りもひたすら雪雪雪…。ただ家の中には囲炉裏に火がともりおじいちゃんとおばあちゃんが仲むつまじく餅でも焼いてお茶を入れて。漬けておいたたくあんでもカリリとかじって。そんな情景が浮かびます。
今日このお菓子を取りにきて下さったお客様と、
「冬ごもり、ええなあ。したいなあ。」
「なかなかそうはいきませんねえ。」
「たまにはこたつでミカンでもむいて、ゆーっくりしたいわあ。」
「ほんとなかなかできませんよねえ。」
と、こんな会話が。
現代人は忙しいのです。せかせか動いててなんぼです。
だからこそ、あこがれますね。冬ごもり。
せめて和菓子の世界でだけでもどうぞ。
湯気の効能
仕事柄、湯気によく接します。接するというのはちょっと変ですが。
寒くなってくると、おまんじゅうを蒸す時にセイロからはみ出る湯気がとてもいとおしいです。
そしてセイロのふたを開けると、ホワホワっと湯気が立ち上り、あったかになります。
湯気はあったかいだけでなく、いろんな効能があるようです。
まず気管支にいいらしいです。どこか山陰(鳥取?)のほうには、湯気を『吸う温泉』と銘うって、呼吸器系の病気に効くというふれこみの温泉があるようです。
そして、女性にはうれしい美容効果。湯気を肌にあてると、毛穴が開いていいそうですね。それがどういいのかはメカニズムまではわかりませんが。
そういった湯気の効能や温みもありがたいのですが、その見た目も好きです。ゆらゆらっとのぼっていく姿に、今流行りの「ぐでたま」のようなゆるさを感じます。特にカップ麺からから出てくる湯気が好きです。いつのまにか消えてしまうところも。ただし、もちろん冬限定ですが。
湯気の恋しい季節です。今夜はお鍋にしましょうか。カップ麺というわけにもいきませんし(笑)