ロウ付けをしよう!

テーマ:その他物造りと修理
 ということで続き…続きがあったんか?(笑)
金属を接合する時に、電子部品等の配線はハンダ付け(軟ロウ付け)、銅はロウ付け(硬ロウ付け)、鉄は溶接。
溶接は電気溶接とガス溶接が一般的。
レーザー溶接もありますが、設備が大掛かりですね。
そのまんまレーザー光線で、昔は仕事で小さいのを使って誤って壁に当てて煙が出てから気が付いたりとか、測ろうとしたステンレスの物差しを弾き飛ばされたりとか、危ないこと沢山してますね。

 でまあ、電気溶接、ガス溶接は昔師匠に教えて貰った…父親も家に持ってましたが。
ハンダ付けは言うに及ばすなんだけど、実はロウ付けはやったことが無かった。
旋盤のバイトを作る時には必要なスキルだったけど、私は出来が悪くて教えて貰えなかったもので。
でもこれが出来ると何かと役に立つんですよね…鋳掛屋開業か?

Vmiddle_1318373065.jpg

 キャンプ用品でボルドーバーナーと言うのがあって、今でもアウトドア好きの人間にはあこがれの対象。
この構造でこの値段か?…ナメとるなぁ。。。

V091_1.jpg

 いつもの通りパチもん作るか!と何年か前に思いついた(笑)
実際に自作している人も居るんですね。
耐圧不足の爆発覚悟でコーヒーのボトルに、空調機の工事の時に貰ってきた銅管をロウ付けして試作品が完成。
この時はカセットコンロ用のブタンガス使ったんだけど、初めてにしては上出来だった(笑)

VP1060534.JPG

 ちゃんと燃えてる。



 残念ながら旋盤やフライス盤といった工作機械が無いので、リンクのみたいなのは作れない。
因みに圧力の高いガソリンでなく、手軽に遊びたい場合はアルコール燃料のなら簡単に作れます。
作り方はこちら。
ああ、それにしても工作機械、欲しいなぁ。。。

無駄は厳禁

テーマ:その他物造りと修理
 先週末のネタ、ようやっと書けた(笑)
先日油甚さんのブログに”お釈迦”の話があったのですが、コメントさせていただいた通り。
青銅は融点が800℃程度ですが、鋳造する場合湯温は1,000℃程度には上げておきたい。
木炭は通常の燃焼温度は黒炭を使っても870℃。
これに鞴(ふいご)で過給(所謂ターボチャージ)してやることで、やっとこさっとこ1,000℃以上に上げてやる。
余裕が無い所で温度計も無い時代に頃合いを見極めるのは至難。

 翻って現代は”液化ガス”と言う非常に便利なものが使えるのでとても楽。
一番お手軽なのは所謂カセットコンロ用のガスで、中身はブタン。

00190424_1.jpg

 但しこれは沸点が-0.5℃なので、気化熱も考えて周囲温度10℃以上で使うのが目安。
これじゃ北海道はおろか、長浜でも冬は使えないじゃん…ということで、通常は沸点-42℃のプロパンを使いますね。
その分容器も頑丈にできてる。

propangas_01

 これらの大気中での燃焼温度は押しなべて1,300℃程度。
鉄は溶かせないけど銅合金を使った”硬鑞(ろう)付け”には十分。
(因みに”軟鑞付け”が所謂”はんだ付け”)
エアコンの配管の継ぎ足し等に多用するんです。

VIMG_6820.JPG

 上記の理由から、大抵はプロパンを使いますね。
でも先日の工事の立会いではアセチレンを使っていた。

VIMG_6822.JPG

 アセチレンは酸素100%下燃焼時は3,100℃の高温になるので、鉄をも溶かす。
現代は酸素ボンベがありますのでこれが可能だから、ガス溶接はアセチレンを使う。
良い事づくめかというとさに非ず…高い。
今回初めての業者は、何でプロパン+酸素でなくてアセチレンなの?
今度調べて無駄なら値切ろう(笑)

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CLAY

電気の全てがライフワーク!だが寄る年波か、マイコンの半田付けをする気力が無くなった。
ので、現在は若い頃できなかったアウトドアに傾倒中。
湖北の山々を愛犬チェリー(柴犬)とウロつく日々。

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