コロコロのコロはどう選ぶ?
テーマ:その他物造りと修理
2012/02/07 00:38
さて、リクエストがあったので、キャリーケース(コロコロ)のキャスター(コロ)の選び方の話。
と言っても私は機械屋さんじゃないので、設計とかの難しい話は無しね。
あくまでも過去の経験ということで。。。
全体の話は前回のを見て貰うとして、今回はコロに特化。
間違いなく最重要部品のひとつ。
例えば国内線機内持ち込みサイズの30Lのケースとしても、荷物の比重を0.2とすると6kg、本体重量を2kgとして合計8kg。
これを2つのコロで支えると1つで4kgの荷重。
しかも道は平坦ではなくてデコボコとくれば、安い作りなんかじゃとても持たない。。。
凡そキャリーケースに望みうる最高のコロというのはこんな感じか。。。
部品は車軸、軸受、ホイール(狭義)、タイヤの4つ。
ころがり軸受(ボールベアリング)というのはこんなのね。
中にボールが入っていて、これが転がって回る。
でもって最低のはこんなの。
部品は車軸とコロ(広義のホイール)の2つだけ。
厳密にはすべり軸受け(メタル軸受)というのが必要なんだけど、キャリーケースにこれが付いているのは見たことない。
これは車軸とコロが擦れながら回るので、余程部品を選ばないと難しい。
でもキャリーケースのはあまり考えてない。(コスト最優先)
つまりはコロの材質…本当はナイロンとかポリアセタールを使いたいけど、大抵はPP(ポリプロピレン)が多い。
これはプロが見れば一目瞭然だけど、普通は見分けが付かないと思うよ。
しかも安物になると、この軸とコロのガタが大きいので、更に壊れやすくなる。。。
後見るのはコロの大きさ。
これはもう大きいに越したことはないですね。
コロの直径が倍違うと角速度も倍違うので、軸に掛る負担(dn値)も倍違う。
ころがり軸受だと十分無視できるけど、材料も考慮していない、ガタも大きい、注油もされていないすべり軸受けだと結構効く。
つまり安物はすべり軸受けでコロの直径も小さいし軸も細い…材料費が安くなるから。
因みに我が家にあるキャリーケースで良いのはこれ。
中型のキャリーケース。
構造は上の最高のでコロの直径も75mmと今時無い常識外れの大きさ(笑)
20年近く前、甚五郎が閉店する時のセールで買った激安品。(元値はそれなり)
私の海外出張だけでなく、弟たちにも連れられて世界中回った。
で、駄目なのはこれね…実はサムソナイト、しかも大型!
構造は最低でコロの直径は32mm、上の半分しかない。
この時はそういうのはあまり気にしてなかったね。
新婚旅行に行く時に、型落ちで更に小さな傷があるとかで当時としては激安だったので買った。
勿体無いかと思ったけど、結局これも上記と同じ扱いで結構使われた。
4輪で然程速くは動かさないと言う、当時の設計思想かも知れない。
因みに娘のも上の最高の品で、直径は42mm。
大きさは45L程度だから、まあ十分でしょ。
なので「いくらくらいのなら大丈夫なの?」と言う質問は難しい(笑)
それと、コロの出来だけで決める訳で無し、デザインその他の要素も重要でしょ?
ということで結論は「上のを気にしつつ、欲しいものを買う」(笑)
…なんて書くとミもフタも無いので安物コロ用の魔法のアイテムを一つ。
皆さんあまり気が付かないけど当たり前の話、すばり「グリスを注す」んですね。
5-56等の安物グリスで十分!なければ最悪ミシン油でも無いよりはマシ。(但し垂れるので注意)
これは新品の時から付けないと、変に片減りしてからではあまり意味がない。
私は会社の安物キャリーケースを使った時、空港の雑貨店でで小型のスプレーグリスを見つけたのでこれを使いました。
見違えるように良くなりますよ。
と言っても私は機械屋さんじゃないので、設計とかの難しい話は無しね。
あくまでも過去の経験ということで。。。
全体の話は前回のを見て貰うとして、今回はコロに特化。
間違いなく最重要部品のひとつ。
例えば国内線機内持ち込みサイズの30Lのケースとしても、荷物の比重を0.2とすると6kg、本体重量を2kgとして合計8kg。
これを2つのコロで支えると1つで4kgの荷重。
しかも道は平坦ではなくてデコボコとくれば、安い作りなんかじゃとても持たない。。。
凡そキャリーケースに望みうる最高のコロというのはこんな感じか。。。
部品は車軸、軸受、ホイール(狭義)、タイヤの4つ。
ころがり軸受(ボールベアリング)というのはこんなのね。
中にボールが入っていて、これが転がって回る。
でもって最低のはこんなの。
部品は車軸とコロ(広義のホイール)の2つだけ。
厳密にはすべり軸受け(メタル軸受)というのが必要なんだけど、キャリーケースにこれが付いているのは見たことない。
これは車軸とコロが擦れながら回るので、余程部品を選ばないと難しい。
でもキャリーケースのはあまり考えてない。(コスト最優先)
つまりはコロの材質…本当はナイロンとかポリアセタールを使いたいけど、大抵はPP(ポリプロピレン)が多い。
これはプロが見れば一目瞭然だけど、普通は見分けが付かないと思うよ。
しかも安物になると、この軸とコロのガタが大きいので、更に壊れやすくなる。。。
後見るのはコロの大きさ。
これはもう大きいに越したことはないですね。
コロの直径が倍違うと角速度も倍違うので、軸に掛る負担(dn値)も倍違う。
ころがり軸受だと十分無視できるけど、材料も考慮していない、ガタも大きい、注油もされていないすべり軸受けだと結構効く。
つまり安物はすべり軸受けでコロの直径も小さいし軸も細い…材料費が安くなるから。
因みに我が家にあるキャリーケースで良いのはこれ。
中型のキャリーケース。
構造は上の最高のでコロの直径も75mmと今時無い常識外れの大きさ(笑)
20年近く前、甚五郎が閉店する時のセールで買った激安品。(元値はそれなり)
私の海外出張だけでなく、弟たちにも連れられて世界中回った。
で、駄目なのはこれね…実はサムソナイト、しかも大型!
構造は最低でコロの直径は32mm、上の半分しかない。
この時はそういうのはあまり気にしてなかったね。
新婚旅行に行く時に、型落ちで更に小さな傷があるとかで当時としては激安だったので買った。
勿体無いかと思ったけど、結局これも上記と同じ扱いで結構使われた。
4輪で然程速くは動かさないと言う、当時の設計思想かも知れない。
因みに娘のも上の最高の品で、直径は42mm。
大きさは45L程度だから、まあ十分でしょ。
なので「いくらくらいのなら大丈夫なの?」と言う質問は難しい(笑)
それと、コロの出来だけで決める訳で無し、デザインその他の要素も重要でしょ?
ということで結論は「上のを気にしつつ、欲しいものを買う」(笑)
…なんて書くとミもフタも無いので安物コロ用の魔法のアイテムを一つ。
皆さんあまり気が付かないけど当たり前の話、すばり「グリスを注す」んですね。
5-56等の安物グリスで十分!なければ最悪ミシン油でも無いよりはマシ。(但し垂れるので注意)
これは新品の時から付けないと、変に片減りしてからではあまり意味がない。
私は会社の安物キャリーケースを使った時、空港の雑貨店でで小型のスプレーグリスを見つけたのでこれを使いました。
見違えるように良くなりますよ。