竹の下地です土壁です
前回に続いて住宅です。
今工事させていただいてるお宅は土壁を塗ります。
今、土壁を塗る前の竹の下地をしています。
柱と柱の間に貫(ヌキ)を通します。
そして、竹をしゅろ縄で編みます。
→一緒に設計している清水さんも紹介されています。
その上に、土とワラを混ぜた土を塗ります。
耐震壁はこの土壁で計算しています。
このお宅にはスジカイという斜め材はありません。
それに欠かせないのが、大工による手刻みの伝統的な仕口(柱と梁のつなぎ方)と継手(梁同士の繋ぎ方)です。
東北地方に大震災が起こりました。(一日も早い復興をお祈りいたします。。。)
津波の被害が大きく映し出されていますが、それ以外の建物・住宅も大きな被害を受けています。
このスジカイの無い土壁と伝統仕口の家ですが、
屋根に日本瓦も乗っていて重いです。
骨組も太いです。通り柱は桧の6寸角(18センチ)です。
それでも、今回の東北地方の震災、阪神大震災に遭っても揺れで倒壊することはありません。
伝統的な日本建築は、建物全体がちょうど良い硬さなのです。
硬くなく、軟らかすぎず、ちょうど良い硬さなので、大きい揺れにも十分に耐えます。
↓伝統的な構法で土壁のスジカイの無い家を1分の1で作って、
それを実際に阪神大震災の揺れで揺らす実験もされています。
話は変わりますが、
この土壁の家を一緒に設計している清水さん設計の家の内覧会があります。
(工事は私共ではありませんが・・・)
4月の9日10日(土日)
4月の16日17日です。
詳しくは→コチラ←
土壁の家も便乗してこそっと構造見学会をしようかと企んでいます。
日時は
4月の9日(土)の午後
4月の16日(日)の午後
です。
詳しい案内はまた後日させて頂きます。
太い手刻みの骨組みと、
土の匂いのする土壁、
土からできている和瓦のいぶし瓦の美しさ、
ぜひ見に来てください。
建築関係の方も大歓迎です。
住宅です
住宅の工事です。土壁の家です。
先日、雪が降る前に建前(からきだち)が終わりました。
木や土などの自然素材を多く使った家です。
現在、屋根工事中。
大屋根は和瓦のいぶし瓦です。
軒瓦は鎌軒(カマケン)です。
雪止めは、駒形(こまがた)
防水紙は通気性もある「タイベックルーフライナー」
横桟だけでなく、縦桟も打っているので瓦が、がたつかずしっかり長持ちします。
葺き上がりが楽しみです。
次は、土壁。下地の材料も入ってきました。
設計はうちと a-cafe「清水さん のコラボ設計です。
地震かみなり火事・・・原発・・・
東北地方太平洋沖地震の被災地の方には、
心よりお見舞い申し上げます。
福島原発の関係者の方々。応援しています!
必ずおさまります。あきらめずに頑張ってください!
うちの実家の西浅井町(と余呉町)は敦賀原発からの半径30㎞の円内に入ります。
それを考えると、恐ろしいです。
一昨日、仕事の事で知人に電話をかけたら、東北に10tトラックで支援物資を運んだ帰り道だといっておられました。
個人ではなく、ある団体で許可を取っての事だそうです。避難場所へ物資を届けてのトンボ返り。すごいな、と思いました。
全然話が変わるのですが、
長浜の8号線(バイパス)の一本西側の道(楽市の西側の道)に工事中のお家の完成見学会が4月にあるそうです。
↓このお家です。
税務署の近くです。
コチラ→知人の設計士さんの設計です。(工事は私ではありません・・・)
正式に発表があったらまた案内したいと思います。
建築関係の方も見学OKだそうです!ぜひ!
彫刻いろいろ
神社の手水舎(ちょうずや・てみずや)の彫刻です。
今回の彫刻は専門屋さんに依頼しました。
ええ仕事してます!