新しいインフルエンザ治療薬

テーマ:薬のこと
今のところ、あまり身近ではインフルエンザになったという話を聞かないのですが、息子のクラスではここ数日4、5人が休んでいるそうです。
そして先日はとうとう担任の先生がダウンしたそうで、学級閉鎖も間近かもしれません。

さて、インフルエンザの治療薬と言えばタミフルリレンザですが、今年中には更に1品目の製造販売承認の申請がなされるかもしれません。
開発を行っている製薬会社は第一三共で、現在 臨床試験の中の第Ⅲ相試験という段階にきています。

臨床試験というのは、病院などでヒトに投与して行う試験のことで、実験動物での試験は非臨床試験と言います。

医薬品の中で、新薬と呼ばれるものの臨床試験には大きく4つのステージがあり、
第Ⅰ相(phase Ⅰ)、第Ⅱ相前期(early phase Ⅱ)、第Ⅱ相後期(late phase Ⅱ)、そして第Ⅲ相(phase Ⅲ)と言います。

内容については後日にでも記したいと思いますが、要は 第Ⅲ相試験が終了し、結果が良ければ製造販売承認申請を行うことになります。

この第Ⅲ相試験を行う場合、その開発薬を飲んでもらうための患者さんが必要になるのですが、今期はインフルエンザが流行しているということで症例数が多く、試験が順調に進んでいるようです。

製造販売承認の申請をすれば、審査に約1年、その後 承認になれば、薬価収載されてから発売ということになります。

ご存知の方も多いと思いますが、医師の処方箋で処方される医薬品の値段は、製薬会社ではなくが決めています。
薬価収載 というのは、国がその薬の値段を決めて公表するといったところでしょうか。

ということで、世に出てくるのは2シーズンぐらい先かもしれませんが、効き目に期待したいものです。

こんな新薬をうちでも開発できればなぁ・・・

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松男

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