お免状は嫌いだよ
テーマ:その他物造りと修理
2013/06/11 23:14
前回技能検定には興味が無いと書いたけれど、興味が無いのはこれが単なるお免状だから。
実力だけが物を言い、こんな免状の名前に頼ってるようじゃ生きて行けない厳しい世界。
子供の頃からそう思っていて運転免許の様に「これが無いと○○が出来ない」と言う資格の方が好きなんです。
取ったもん勝ち、実力が伴おうがどうであろうが関係無い”既得権益”と言う、ウットリするような甘美な響き。
ああこの上に胡坐をかいて、左団扇で生活したい…(笑)
でも何故か会社は有資格者数を競いたいので取りに行かされる。
資格手当も受験費用も出ないし、人事考課でプラスされたことも無いけど。。。
と言う事で、後年また「取りに行って来い」とのお達しで取りました。
時代がぐぐ~っと下がって平成になってる…1990年かな?
プログラマーの試験なので、何れかのプログラミング言語を選ぶようになってる。
当時はC言語が流行りだったけど、この時は未導入。
なのでFORTRANと言う科学技術計算用の言語を選択。
夜学に通っていた1982年頃は、休日は朝から学校に行ってこんな紙のカードにパコパコタイプしてはコンピュータに通してた。
CRTモニターなんて無いので、紙に打ったプログラムを機械に読ませる方式。
滅茶苦茶重厚なタイプライターだった。
カード1枚にプログラムが1行書ける。
購買で¥100/100枚、一文字でも失敗したらオシャカ。
コンピュータはIBM System/360とか言ってたので、イメージはこんな感じ。
今のパソコンよりもうんと少ない処理能力とメモリーだったけど、しょ~もないマンマシンインターフェースに資源を割かない分速い。
ってなことを先週私よりも5~6歳上の方と話していた。
そしたらあちらの時代にはカードパンチャーが無かったので、鉛筆で塗ってたとか。
今から考えたら気が遠くなるような話。
最近この試験の話もあまり聞かないと思ったら、進歩の速いこの業界なので内容もめまぐるしく変わってる。
1970年~1994年迄の24年で受験者数234万人、合格者数37万人、合格率15.5%。
で、もうなくなっちゃったこの試験の免状、今は誰がどう評価してくれるんだろう。
だからお免状は嫌なのよ。。。
実力だけが物を言い、こんな免状の名前に頼ってるようじゃ生きて行けない厳しい世界。
子供の頃からそう思っていて運転免許の様に「これが無いと○○が出来ない」と言う資格の方が好きなんです。
取ったもん勝ち、実力が伴おうがどうであろうが関係無い”既得権益”と言う、ウットリするような甘美な響き。
ああこの上に胡坐をかいて、左団扇で生活したい…(笑)
でも何故か会社は有資格者数を競いたいので取りに行かされる。
資格手当も受験費用も出ないし、人事考課でプラスされたことも無いけど。。。
と言う事で、後年また「取りに行って来い」とのお達しで取りました。
時代がぐぐ~っと下がって平成になってる…1990年かな?
プログラマーの試験なので、何れかのプログラミング言語を選ぶようになってる。
当時はC言語が流行りだったけど、この時は未導入。
なのでFORTRANと言う科学技術計算用の言語を選択。
夜学に通っていた1982年頃は、休日は朝から学校に行ってこんな紙のカードにパコパコタイプしてはコンピュータに通してた。
CRTモニターなんて無いので、紙に打ったプログラムを機械に読ませる方式。
滅茶苦茶重厚なタイプライターだった。
カード1枚にプログラムが1行書ける。
購買で¥100/100枚、一文字でも失敗したらオシャカ。
コンピュータはIBM System/360とか言ってたので、イメージはこんな感じ。
今のパソコンよりもうんと少ない処理能力とメモリーだったけど、しょ~もないマンマシンインターフェースに資源を割かない分速い。
ってなことを先週私よりも5~6歳上の方と話していた。
そしたらあちらの時代にはカードパンチャーが無かったので、鉛筆で塗ってたとか。
今から考えたら気が遠くなるような話。
最近この試験の話もあまり聞かないと思ったら、進歩の速いこの業界なので内容もめまぐるしく変わってる。
1970年~1994年迄の24年で受験者数234万人、合格者数37万人、合格率15.5%。
で、もうなくなっちゃったこの試験の免状、今は誰がどう評価してくれるんだろう。
だからお免状は嫌なのよ。。。
30年後の真実
テーマ:その他物造りと修理
2013/06/11 00:10
倉庫の掃除をしていたら、奥の方から埃まみれのファイルが一冊…なんやろ?
…こりゃまた、懐かしや。。。
フライス盤技能検定2級の課題図面。
昭和53年とあるから、丁稚奉公の頃の練習用だね。
材質はSS41なので、柔らか目の鉄。
これが形になるとこうなるんです。
これは丸い部分が突き当たった時に、端面に手で触って判る段差があると駄目ですね。
裏表共綺麗に合わないと駄目。
寸法公差は±0.02mm程度。
当時は旋盤、フライス盤、平面研削盤、手仕上げ加工の4つを教えて貰い、どれかで2級を取るのが丁稚奉公の終了試験。
当時の師匠曰く「2級は素人に毛が生えた程度、1級取ってようやっとひよっ子や」
あちらは世界ランカーだから、まともに聞いたら馬鹿見るかもだけど(笑)
まあ当時はどれでも楽勝でしたが、手仕上げは重労働だし(笑)研削盤はチマチマ削るのが辛気臭い(笑)ので、あまり得意では無いフライス盤で受験。
前にも書いたけど、丁稚奉公で3年教えて貰っただけで仕事では一切使ってない。
でも1年後に何だか出来そうな気がしたので、一番得意だった旋盤の願書を提出。
1~2回要素加工を練習したら受かったっけ。
旋盤はこんな課題。
確か電気と機械は明確に区別されてた筈だけど、何故か同じ年に配電盤組立の2級を受けてる。
何故受験出来たのかは不明(笑)
機械加工は論理的に最適な加工手順が決まるので、皆さん同じ手順。
残念ながら電気は先生があまり居なかったので、ほぼ独学。
こちらは手順は色々考えられるんだけど、何故か他の受験者たちは皆同じ手順踏んでた。
どこかにマニュアルがあったのかなぁ。。。
後年までもそうだけど、私のやり方は他の人とことごとく違う(笑)
しかもこの時には指定の持参部品が会社になくて、一人だけ黒い部品(実は高級品)で電線を束ねたので、審査官に笑われてた。
それでも割と見栄え(だけ)は良くて、数年間千里丘の職業訓練センターに出来た課題を飾って貰いました。
もう今はとっくに無くなってるやろなぁ。。。
あのままやってりゃ今頃は1級技能士5~6個は当たり前、序でに特級も当然持ってる筈。
(当時は特級も3級も無かった)
でも気が短くてこういうの向いてないから、20代も半ばの頃この仕事もクビになりました。
だから持ってるバッジも少ない。
電子機器組み立て1級
電子部品接続単1級
(電子機器組み立て2級)
配電盤組立2級
普通旋盤2級
フライス盤2級
そもそも興味が無いので貰ってそのまま、箱から出したことも無かった。
30年程ずう~っとこのままの姿(笑)
なので今初めて開けて気が付いたけど、1級と単1等級はバッジが違うんや。。。
単1等級の方が数が出ないのか表面が滑らか(笑)
電子関係の仕事からも足を洗って20年以上経つので、もう過去の遺物。
この世界は資格では無くて実力なので、出来ないと話にならんのです。
電子機器組立なら今でも1級程度は通るだろうけど、往時の実力には遠く及ばない。
いやもう眼も怪しくなってきたので、それすら無理だろうか?(笑)
…こりゃまた、懐かしや。。。
フライス盤技能検定2級の課題図面。
昭和53年とあるから、丁稚奉公の頃の練習用だね。
材質はSS41なので、柔らか目の鉄。
これが形になるとこうなるんです。
これは丸い部分が突き当たった時に、端面に手で触って判る段差があると駄目ですね。
裏表共綺麗に合わないと駄目。
寸法公差は±0.02mm程度。
当時は旋盤、フライス盤、平面研削盤、手仕上げ加工の4つを教えて貰い、どれかで2級を取るのが丁稚奉公の終了試験。
当時の師匠曰く「2級は素人に毛が生えた程度、1級取ってようやっとひよっ子や」
あちらは世界ランカーだから、まともに聞いたら馬鹿見るかもだけど(笑)
まあ当時はどれでも楽勝でしたが、手仕上げは重労働だし(笑)研削盤はチマチマ削るのが辛気臭い(笑)ので、あまり得意では無いフライス盤で受験。
前にも書いたけど、丁稚奉公で3年教えて貰っただけで仕事では一切使ってない。
でも1年後に何だか出来そうな気がしたので、一番得意だった旋盤の願書を提出。
1~2回要素加工を練習したら受かったっけ。
旋盤はこんな課題。
確か電気と機械は明確に区別されてた筈だけど、何故か同じ年に配電盤組立の2級を受けてる。
何故受験出来たのかは不明(笑)
機械加工は論理的に最適な加工手順が決まるので、皆さん同じ手順。
残念ながら電気は先生があまり居なかったので、ほぼ独学。
こちらは手順は色々考えられるんだけど、何故か他の受験者たちは皆同じ手順踏んでた。
どこかにマニュアルがあったのかなぁ。。。
後年までもそうだけど、私のやり方は他の人とことごとく違う(笑)
しかもこの時には指定の持参部品が会社になくて、一人だけ黒い部品(実は高級品)で電線を束ねたので、審査官に笑われてた。
それでも割と見栄え(だけ)は良くて、数年間千里丘の職業訓練センターに出来た課題を飾って貰いました。
もう今はとっくに無くなってるやろなぁ。。。
あのままやってりゃ今頃は1級技能士5~6個は当たり前、序でに特級も当然持ってる筈。
(当時は特級も3級も無かった)
でも気が短くてこういうの向いてないから、20代も半ばの頃この仕事もクビになりました。
だから持ってるバッジも少ない。
電子機器組み立て1級
電子部品接続単1級
(電子機器組み立て2級)
配電盤組立2級
普通旋盤2級
フライス盤2級
そもそも興味が無いので貰ってそのまま、箱から出したことも無かった。
30年程ずう~っとこのままの姿(笑)
なので今初めて開けて気が付いたけど、1級と単1等級はバッジが違うんや。。。
単1等級の方が数が出ないのか表面が滑らか(笑)
電子関係の仕事からも足を洗って20年以上経つので、もう過去の遺物。
この世界は資格では無くて実力なので、出来ないと話にならんのです。
電子機器組立なら今でも1級程度は通るだろうけど、往時の実力には遠く及ばない。
いやもう眼も怪しくなってきたので、それすら無理だろうか?(笑)