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ながまちゃくんとおいちごちゃん

テーマ:館経営
昨年、大河ドラマ「江」に関わって、浅井商工会が「ふるさとドラマ館」に登場させたユルキャラが、「ながまちゃくんとおいちごちゃん」です。

「江」博覧会が終了、「ドラマ館」も閉鎖され、両ユルキャラも失業して、時々あちこちのイベントに臨時雇用されていました。

しかし、2匹目のドジョウをねらった「大河ふるさと博覧会」の人気が今一息、何とか、起死回生のアイディアはないかと市の観光課も必死のパッチで知恵を絞り、浮かんできた一つが、ユルキャラ「ながまちゃくんとおいちごちゃん」の活用です

しかも、可哀そうに「仲むつまじい」はずの二人は、引き離されてのお仕事となりました。なんと、奥様の「おいちごちゃん」は、遠く木之本会場の方で、がんばることになりました。

二番煎じでない木之本会場の集客を目指すために、急遽、かりだされたのだと思います。本当は、、「ながまちゃくんとおいちごちゃん」をセットで、旦那さんも一緒に転居してほしかったのだとは思いますが、そこはそれ、浅井商工会が昨年作ったばかりの人気ユルキャラで、親元に気兼ねして、「おいちごちゃん」の単身赴任になったのではと、うがった見方をしています。

ところが、ユルキャラさんは、自分では動けません。動けないどころか介助者がいないと生きてゆけないのです。うだるような暑さの中、この中に誰が入るのかは重大問題です。高齢者のボランティアを入れて、蒸し焼きにするつもりかと思っていましたら、館を手伝ってもらっている若い職員さん(お二人おられますが、細い人しか入れず、その人がご指名と・・・)が、お入りになることになりました。

暑い、視野は狭い、まずまずの動きもし愛想よくしないと、お客さんの期待を裏切ることになるという、大変な役ですが、必死に頑張っていてくれます。

先日は、団体さんに囲まれて、両手で恥ずかしそうに顔を押さえるしぐさがかわいいと、バチバチ写真を撮られていました。

当館では、7月は土日のいずれかに、「ながまちゃくん」が、お迎えすることになっています。詳細は、時刻等「博覧会HP」でご確認のうえ、ぜひに会いに来てやってください。

写真 お客さんの「かわいいーー!!」の声に、照れて顔を隠している「おいちごちゃん」です。

美少女「茶々」の登場

テーマ:館経営
最近、郷土学習館の1階から2階への踊り場に、50号の日本画の大作が掲げられました。西宮市の日本画家原田巴氏がご寄贈くださった「茶々」です。

氏は、これまでにも各種の展覧会で入選、入賞を繰り返され、個展も幾度か開催されています。
最近では、その作品を各地の関係ある施設に贈って来ておられます。

茶々(淀殿)に関する肖像画は殆どなく、あったとしても「伝」であったり、イメージも今一息私たちの思い描くものとかけ離れていたりと、不満を募らせてきています

そんな時、この美少女像「茶々」の登場は、われわれの胸のつかえを晴らすような、当館にとっては画期的な出来事でした。どこか、AKB48の誰かにも、また、あの美しさで知られるお市画像にも似ているような、、少し憂いを含んだ表情に思わず見とれてしまうのは私だけではないでしょう。

醍醐の花見を彷彿とさせるような、満開の枝垂れ桜の下に、鹿の子絞りの小袖と打ち掛け姿の茶々が、艶やかに描かれています。

右下に見える黒い部分が、これからの茶々の秀頼との自害や大坂落城などの不運、不幸を暗示しているということです。

是非、この美しい「茶々」像に出逢いに来ていただければと願っています。

「長浜戦国大河ふるさと博」オープン

テーマ:館経営
昨年のNHK大河ドラマ「江」にあやかった「江ー姫たちの戦国」博覧会は、さまざまな要素がからみあい、予想を大きく超え、およそ3倍の118万人の入場者を迎えることが出来ました。

商売どころ長浜が、このチャンスをこのまま逃がすはずはありません。何とか、2匹目の「どじょう」を捕まえるべく、「長浜戦国大河ふるさと博」と銘打って、ふたたび湖北を世に問う運びになりました。

今回、入場者予測を50万人という、控えめなような厚かましいような目標にして、実行委員会主導で湖北一帯を舞台に繰り広げられることになりました。

当館は、湖北3エリア中、小谷・浅井エリアとして、表向きの名前を「戦国大河あざい館(浅井歴史民俗資料館)」と変えNHKエンタープライズ制作の映像シアター室を増設するなど、一部改装しオープン致しました。

庄屋屋敷民具展示「七りん館」、草野鍛冶紹介「鍛冶部屋」、養蚕関連施設「糸姫館」は、旧来の展示と同じです。

それでは、イメージを変えた当館の展示物の概略をご紹介申し上げます。当館応援HP「江たち三姉妹とお市物語」の部分修正版として、ご理解ください。

まずは、「映像シアター『姉川合戦 浅井長政VS織田信長 三姉妹運命の始まり』」です。

NHK宮本隆治アナウンサーの重厚な語り口で始まります。

当時の近江を取り巻く戦国武将たちの勢力関係が地図上で示され、浅井氏と朝倉氏との旧来からの親交、上洛を目指す織田氏がお市を嫁すなど浅井氏との接近が語られます。

その後の越前攻めから姉川合戦までの経過が、簡潔に示され、姉川合戦へと導きます。
姉川合戦に関しては、織田徳川軍二万九千、浅井朝倉軍一万八千による大規模な野戦として、戦闘場面をふんだんに盛り込み、一気に盛り上げます。

落城を寸前にした長政が発した「感状」をもとに、長政の人となりや主君を思う家臣団の気持ちが語られ、映像は終わります。

その感状を、箱から出して紹介されるのが太田さんですが、うつむいたまま顔を見せず、出たいのか出たくないのか、よくわからい映像でした。

ただ、横山城を攻めて浅井軍を「引きづり出した」という表現は、せめて「おびきだした」ぐらいに留めておいて欲しかったと、浅井氏をこよなく愛する者としては思ったりしています。

写真 新しく作られた映像シアター室の様子

六先賢目は、誰か?

テーマ:館経営
「たんのしょう」とも呼ばれてきた旧田根村には、五人の先人がいて、顕彰する「五先賢の館」があることは、何度か紹介してきました。

小学生も「五先賢学習」をして、6先賢目を目指して張り切っています。

ところで、現段階での6先賢目候補は誰でしょうか?

穏やかな村で、私も含めて?人を押しのけてでも・・・という生き方を選択する人はあまりいません。従って、どこかで、大政治家とか、大企業の社長になっているとか、スーパーの経営者とかいう人は、(おられますが)多くはありません

文化的な面で挙げるとすれば、岩崎敏二(賀津彰→一彰)さんということになりそうです。NHKの「ようこそ先輩」で母校訪問を、2回もしておられる、精細な天体画を描かれることで有名な方です。

私の中学の3年先輩で、本職は、商業デザイナー、かつて「六甲の水」のペットボトルもデザインしておられます。
現在は、今までに描かれた作品を集めた伊豆高原の「岩崎一彰宇宙美術館」の館長です。

その業績は、上記リンクのHPを参照ください。プロフィールや美術館の全貌がご理解いただけます。

この写真を、一度くらいご覧になった方は多いのでは無いでしょうか。これは、土星の惑星から見た土星の様子を全くの想像で描かれたものです。土星の環を直線で表現するという発想は、世界的に見ても初めてのモノでした。この写真は、「浅井中美術館」に、岩崎さんからご寄贈いただいたレプリカです。

著作も多いのですが、学研の図鑑類がかつて沢山出版された時代があります。その中の宇宙モノ、昆虫モノの挿絵の多くを手をがけておられ、知らないで買ったものが我が家にも何冊かあります。



特別展「寂寥山大吉寺展」開催!

テーマ:館経営
旧淺井町上草野学区にある「大吉寺」は、平安時代初期の創建と伝えられる天台宗の古刹です。

かつては、その背後にある天吉寺山の山上に五十坊といわれる壮大な寺域が展開されていました。(先年、当館主催の史跡探訪で天吉寺跡を尋ねました)

源平争乱の時代、平治の乱の際、源頼朝が大吉寺に匿われたお礼として与えられた権利(大吉寺の虫供養の経費として、近江国内は勿論、日本中から髙一石に対して一合の米を集める権利)を、認めた頼朝の寄進状や源頼朝の供養塔もあります。

今回は、平成23年度滋賀県文化賞を受賞された写真家寿幅滋氏の写真パネルを中心に展示しています。



大河「江」博覧会連携会場としての展示物も、そのまま、残されています。
ぜひ、お越しください。

開催期間は、2月7日(火)~3月11日(日)です。月曜日は、休館します。ご注意ください。
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プロフィール

SirMurai

SirMurai

浅井歴史民俗資料館を応援しています。歴史好き、建築好き、世界遺産好きです。
HP「江たち浅井三姉妹とお市物語」へもどうぞ。

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