北近江を描き、北近江を発見する
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今年のつくりもん1

テーマ:ブログ
 この頃絵を描いていないと言いつつ、全く描いていない訳ではありません。もうすぐ地蔵盆。滋賀県の方々には説明不要ですが、私の町でも木之本に次ぐお祭りで、区内の各町が「つくりもん」という展示物を作ります。

 私の町でも作るのですが、ここ数年は背景担当です(出番のない年もありますが)。何を作るのかは当日(8/23,24)まで内緒ですが、背景の製作過程をこっそりご紹介。
背景1
 大きさはベニア板3枚分。毎年使いまわしです。画材にはペンキを使います。何せビックサイズですから細かいことに拘っても見えませんし、誰も見てません。
 ハケで空を塗り、山を塗り、山の表情を付けてゆきます。地形の特徴的な部分を描き込んだのが上の写真です。言うのは簡単ですが、ここまでで数日経っています。だって、作業時間は限られてますから。続きは次回に。

今、取り組んでいること

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 最近すっかり絵を描いていないので、ここに掲載できるネタもなく、従って全然更新していない状況ですが、それでも何かを期待してお越しになられる方々がおられるので(アクセス解析で分かります)、いつまでも放置できないなと思っています。

 と言うわけで、ここのところ絵も描かずに何をしているかというと、まず(1)お仕事。まぁ絵で食えないですからね。3月の大地震でこの辺は物理的被害がないと思いきや、その影響は全国的で私の職場も根っこの部分で確実に変わってきました。こういう時には「人」の本質が分かるような気がしま…やめます。この話。

 で、(2)語学の勉強。これは学生時代からずっと続けているのですが、取り組む言語が英語ではなくて、ドイツ語、フランス語、イタリア語、韓国語と次々変遷しています。じゃあ、何ヶ国語もペラペラ?と言われると、喋る相手がいないと上達しないので、どれも初級そこそこ。第一、始めたきっかけも、ドイツ語:大学の第二外国語、フランス語:格好よさそう、イタリア語:自動車誌に載っていたイタリア車の本国カタログが読みたかったから、韓国語:もちろん「冬のソナタ」…と、まるでばらばら。肝心の英語をやらないのは、避けて通りたいから。TOEIC何点とか「できて当然」というムードがイヤなんです。語学こそ損得抜きで学びたいと思っています。今でこそ黄色信号ですが、ここ数年、これからは中国語と言われていてもイマイチ気が乗らなかったのに、半年前についに中国語を始めました。理由は何となくですが。

 現在の成果はというと、中国版新幹線開通の時に(あの事故の前)に当局の責任者が「安全に問題はない」とTVで豪語していた一部が聞き取れました。

 せっかく取り組んでいることなんだから、何かに生かせないかなと思います。銭儲けとかそういうことじゃなくて。

アクセシビリティマップ

テーマ:ブログ
 現代の地図は測量によって作成されますが、大昔の人は距離を主観によってのみ測り、それによって地図を作成しました(と言うか、そういうやり方しかなかった)。そうして出来上がった地図は自分たちの身近な詳しい地域はやたら詳しく、滅多に行かないような僻地は適当という、いびつな形になります。でも、それこそ当時の人々がどのような地理感を持っていたかが分かります。
 では、現代でも距離を到達時間に置き換えて地図を作成すれば交通の便の良さ(アクセシビリティ)を反映した地図が作れるのではないか? 
 2003年の話ですが、私の最寄り駅のJR醒ヶ井駅を起点とした(比較の為に東京駅発版も作成)アクセシビリティマップを作成し、当時の滋賀県米原町主催の「まちづくり夢コンペ」に応募したところ「夢アイデア賞」を頂きました。
 時は流れ、去る2011年4月のこと、フジTV系列の番組制作会社から連絡があり、アクセシビリティマップを番組内で使わせて欲しいとのこと。その番組名は「たけしのコマ大数学科」。おお~って感じですが、聞いたことあるような無いような、そもそも関西でやってるのかな? ネットで調べたら関西TVでは放送してません。
 諦めかけたころ、なんと関西ではKBS京都で放送しているとのこと。5月5日に運良くオンエアを録画。
 この「たけしのコマ大数学科」は、毎回数学に関する難問を解くものですが、今回のテーマは「最遠点」。立方体のある点から最も遠い点を求めよという問題の解説で、距離を求める手段の応用として私のアクセシビリティマップ(東京駅版)が紹介されました。
 前に撒いた種がようやく目を出した。こういうこともあるんだなというお話でした。
ちなみにアクセシビリティマップについてはhttp://www.biwa.ne.jp/~mcauto/maspro/accessibility.htm


『旧米原小学校』

テーマ:誰が道を行く
『旧米原小学校』
2010年2月 B4 イラストボード アクリル絵具
場所 米原市米原

 『誰が道を行く』の第8回目。2010年2月末に草津市で個展を行いましたが、結果は散々。結局、フォトリアリズムは技術であって芸術ではない。この絵を描いた時の半年前から思うようになってきたことが一気に表面化。この連載も終了。奇しくも卒業の時期を描いたこの絵が自分自身の卒業となりました。

 これまで私の絵をご覧になられた皆さん、絵の発表の場を与えて下さった方々に厚く御礼申し上げます。またいつの日にか。

『黒壁・札の辻』

テーマ:北近江百景
『黒壁・札の辻』
2010年2月 B4 イラストボード アクリル絵具
場所 長浜市

 『北近江百景』の第19回目(あれ、確か20作目だったはず…)。本誌特集が黒壁だったので、黒壁の札の辻を描きました。この回を以って9年に及ぶ「みーな」での絵の連載を終えることに。理由はフォトリアリズム(写真のような絵)という表現に疑問と限界を感じたから。だからと言ってスケッチ風の絵に転向することもできず、完全に袋小路。
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プロフィール

McAUTO

McAUTO

東京でイラストレーターを目指すも、いろいろあって平成11年に地元滋賀へ帰郷。

しかし北近江の風景に再会し、地元密着の画家として活動。絵以外のことにも取り組みながら創作活動に励んでいます。

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