アクセシビリティマップ

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 現代の地図は測量によって作成されますが、大昔の人は距離を主観によってのみ測り、それによって地図を作成しました(と言うか、そういうやり方しかなかった)。そうして出来上がった地図は自分たちの身近な詳しい地域はやたら詳しく、滅多に行かないような僻地は適当という、いびつな形になります。でも、それこそ当時の人々がどのような地理感を持っていたかが分かります。
 では、現代でも距離を到達時間に置き換えて地図を作成すれば交通の便の良さ(アクセシビリティ)を反映した地図が作れるのではないか? 
 2003年の話ですが、私の最寄り駅のJR醒ヶ井駅を起点とした(比較の為に東京駅発版も作成)アクセシビリティマップを作成し、当時の滋賀県米原町主催の「まちづくり夢コンペ」に応募したところ「夢アイデア賞」を頂きました。
 時は流れ、去る2011年4月のこと、フジTV系列の番組制作会社から連絡があり、アクセシビリティマップを番組内で使わせて欲しいとのこと。その番組名は「たけしのコマ大数学科」。おお~って感じですが、聞いたことあるような無いような、そもそも関西でやってるのかな? ネットで調べたら関西TVでは放送してません。
 諦めかけたころ、なんと関西ではKBS京都で放送しているとのこと。5月5日に運良くオンエアを録画。
 この「たけしのコマ大数学科」は、毎回数学に関する難問を解くものですが、今回のテーマは「最遠点」。立方体のある点から最も遠い点を求めよという問題の解説で、距離を求める手段の応用として私のアクセシビリティマップ(東京駅版)が紹介されました。
 前に撒いた種がようやく目を出した。こういうこともあるんだなというお話でした。
ちなみにアクセシビリティマップについてはhttp://www.biwa.ne.jp/~mcauto/maspro/accessibility.htm


プロフィール

McAUTO

McAUTO

東京でイラストレーターを目指すも、いろいろあって平成11年に地元滋賀へ帰郷。

しかし北近江の風景に再会し、地元密着の画家として活動。絵以外のことにも取り組みながら創作活動に励んでいます。

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