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キ555を作ろう19

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 ラッセル車キ555の製作再開です。
 各部品がそろったので、いよいよ着色。今回、紙素材にサーフェイサーを塗ったのは水性塗料を塗った際に紙が歪んでしまうのを防ぐためです。サーフェイサーを塗った部分はプラスティック状になっているので、プラモデル用の油性塗料の方が良いのですが、大量の有機溶剤を使用するのが何となくいやだったので、乾くと耐水性になる水性アクリル絵具を使用することにします。なにせサーフェイサーそのものが有機溶剤を使用しているので、あの臭いは苦手です。
 しかしこの絵具、要するに普段絵を描くのに使用しているもので、水で希釈してエアブラシを使って吹くことが良いのか悪いのか、やってみないと分かりません。
 車体には黄色いラインが入っているので、そこをマスキングテープで覆います。写真を見ると先に黄色のラインを描いたように見えますが、違いますよ。
塗装
「せっかく引いた線、塗りつぶしてやんの」
 だから違いますって。乾燥後、マスキングテープを剥がすと、ラインの部分が灰色の地肌のまま残ります。黄色や赤色は不透明絵具であっても隠ぺい力が低く、下地が透けてしまうため、黒の上に塗っても鮮やかに発色しませんから。

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第35回日本生活学会

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 さる11月25、26日に滋賀県米原市米原公民館にて開催された第35回日本生活学会の発表会に私もポスターセッションという形で参加させていただきました。
 テーマは前回書いた六軒茶屋と呼ばれた古民家の活用についてのレポート。そこに丸一年くらいかけて製作した六軒茶屋の模型も展示したのですが、やっぱり模型は目を引きました(模型の制作がテーマではないのですが)。
 現在の建物は増築されて一回り大きくなっていますが、建築当初は4間しかなく、現在その部分のみを改装してギャラリー兼休憩所として開放しています。模型を作ってみて、あまりの簡素さにここで生活するのは無理だったのでは(茶店としてのみ使用されていた)と推測していたのですが、学会の参加者の方と話をしていて、江戸時代の生活様式からしてこれでも十分生活もできたはずということになりました。
 その方の住まいである杉並区は、江戸時代までは庶民は竪穴式住居に住んでいたそうで、昔の人は我々が想像する以上に質素な生活をしていたことになります。
 その話をしていて、ちょうど先週の23日にNHK・BSで放送していた『熱中時間』で、暗渠(あんきょ)の研究をしている人を思い出しました。暗渠とはフタをされて地下に隠された河川や水路のことで、その上は遊歩道などに整備されています。東京都内で言えば、高度成長期に大量の工場廃水・生活廃水が流れ込んで悪臭を放つようになった川が、オリンピック開催に合わせて一斉に暗渠化され、いわゆる「臭いものにフタ」をされた訳です。
 唱歌「春の小川」のモデルになった川は渋谷を流れていたそうなのですが、もちろん今では暗渠です。大正時代の写真では「ここは奥多摩か?」と思えるような田園地帯でしたが、ちょっと前まで日本のいたる所がそういう風景だったわけです。
 もちろん人々はちゃんと生活していました。ほんの一昔前のことだって分からない。ましてや江戸時代のことなんて知る由もない。そこに今の感覚を持ち込んでも理解の妨げになるだけ。

 いろいろ興味は尽きませんが、学会でのお披露目を機に六軒茶屋の模型製作は一応終了にしたいと思います。現在進行中の案件が他にもいろいろありますので。

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生活学会にて

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 旧中山道醒ヶ井宿(現滋賀県米原市醒井)に、六軒茶屋と呼ばれる同じ形の6軒の茶屋があり、その最後の一軒をウチの家が管理しています。
 その内部をギャラリー兼休憩所として公開。という活動を、この25、26日に滋賀県米原市米原公民館で行われる日本生活学会にて発表してはどうかと言われ、ポスターセッション等を行うことになりました。
 で、去年の秋から六軒茶屋の模型も制作し、この機会にお披露目することにしました。
生活学会
 これは準備風景の写真ですが、期間中の模様は追って紹介いたします。

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キ555を作ろう18

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 ここまでは主に紙で製作を行ってきました。紙素材は加工が楽ですが、素材そのもののに弱いところがあります。
 湿気に弱いこと。
 そこで表面にサーフェイサーを塗ります。サーフェイサーとはいわゆる「パテ」なのですが、筆で塗ったりするものや、スプレー式のものがあります。プラモデルなどで下地処理に使用することで表面を均一化したり、塗料の食いつきが良くなったりする効果があります。
 今回は、紙素材に均一に塗って表面を樹脂化させるのが狙いです。
表面(下地)処理
 サーフェイサーにはいろんな色がありますが、一般的なグレーを塗りました。写真では違いが良く分かりませんが、乾燥後は表面がカチカチになりました。

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キ555を作ろう17

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 これまで断片的なものしか見えませんでしたが、付属の部品も含め、ようやく全体像が見えてきました。
全体像
 写真に見えますのは、本体、先頭に付く雪かき、それを保持する腕、屋根に載っている空気タンク、車両側面に付く雪かきです。
 途中の経過を省略した部分が多いのですが、特に苦労したのが、車体全面の雪かき部の曲面、側面の雪かき部の微妙な曲がり具合などです。
 さて、色を塗ったりするには紙素材では不都合がありますので、次回からいよいよ表面加工に入ります。

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プロフィール

McAUTO

McAUTO

東京でイラストレーターを目指すも、いろいろあって平成11年に地元滋賀へ帰郷。

しかし北近江の風景に再会し、地元密着の画家として活動。絵以外のことにも取り組みながら創作活動に励んでいます。

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