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気胸で入院 の巻

テーマ:自然気胸のこと
さて、気胸シリーズ(?)ですが、前回は気胸と診断されたところまで書きました。
その続きです。

医者に紹介状を書いてもらっている間、
「普通 紹介状を書いてもらっても、実際に行くのは後日だったりするよなぁ。それを 今から行ってくださいってことは・・・」なんて考えながら、おそるおそる聞いてみました。

私 「もしかして、即入院とかになるんですか?」
医 「うーん、入院にはなるだろうけど、すぐかどうかは むこうの病院で診てもらって、その医師(せんせい)が判断することになるので・・・」
と、なんだか言葉を濁されてしまいました。
つまり、紹介された病院に行ったら、即入院の可能性大です。

私 「入院って、どれぐらいの期間ですか?」
医 「うーーん、1カ月ぐらいになるんじゃないかなぁ。」
私 「え゛っ!? い、1カ月もですか・・・」

生まれてこの方、入院なんてしたことないのに、いきなり1カ月ですかぁ。
(実際には2週間で退院しましたが)

とりあえず紹介状とレントゲン写真を受け取り、車でいったん家に帰りました。

家について見てみると、レントゲン写真と一緒に持って帰ったはずの紹介状がありません。
今行ってきた医者に電話をして探してもらうと、駐車場に落ちていたそうです。
慌ててまた車で取りに行きました。動揺の表れでしょうか。

換気扇の下で一服しながら 嫁に、「入院せんならんかもしれへん。」と言うと、嫁もさすがにびっくりしてました。
痛いと言いながらも普通に生活していたので、入院しなければならないほどとは思っていなかったようです。
ちなみにこの時に吸ったのが、今のところ最後のタバコになっています。

万が一 翌日の朝 会社に連絡できないと困るので、上司にも連絡を と思いましたが、まだ帰っていません。奥様は以前うちの会社に勤めていた人で知っているので「もしかしたら、1カ月ほど入院するかもしれない」といった旨の伝言をお願いしました。

着替えなんかをカバンに詰め込んで、結局夕食も食べないまま家を出て、タクシーをひろい 病院に向かいました。

嫁は子供の食事を済ませ、嫁の実家に子供を預けてから病院に来ました。

私は受付を済ませ、救急の診察室で待っていましたが、他に救急で運ばれてきた患者がいたので、なかなか診てもらえません。

ようやく医師が来て、私が持ってきたレントゲンを見ましたが、
「うちのレントゲン撮ってきてもらって」って看護士に指示してました。

私が立ちあがろうとすると、
「あ、車椅子に座って!」とのこと。

『いや、私 家から大通りまで歩いてタクシー拾って来たんですけど・・・
 そんなん自分の足で歩けますって。』
と思ったのですが、ここは素直に従うことにしました。
かくして、車いす初体験です。夜9時を過ぎてましたから、廊下もほとんど人がいないのですが、何の苦もなく歩けるのに、車椅子に乗せられて看護士さんに押してもらうのは、少々恥ずかしかったです。

病状の説明を聞いた後、医師が看護士に病棟の空きを確認するように指示をしていました。

その頃、仕事がとても忙しく、もし休むなら引き継ぎもしないといけないと思って、せめて翌日の午後から入院ということにできないかと言ってみたのですが、あっさり却下されてしまいました。

こうして、人生初の入院生活を送ることになりました。
(まだまだ 続編あり)

津川雅彦との共通点

テーマ:自然気胸のこと
最近、俳優の津川雅彦が気胸という肺の病気になり、手術をしたというニュースがありました。
既に退院して仕事に復帰しているようですが、この気胸という病気はどれぐらい知られているのでしょう。

実は、私も5年ほど前に この気胸という病気になったことがあります。

この病気は、『肺に穴が空いた』と言われるもので、病気というよりはケガのような感じでしょうか。

私が発症したのは、たまたま土・日と実家に帰っていた時で、日曜日の朝、胸から背中あたりに違和感と痛みを感じました。

寝違えたかなと思って、ストレッチをしてみたりしましたが、どうもいつもの寝違いからくる痛みとは違うようです。

それでもその時は特に支障がなかったので、そのうち治るだろうと思っていました。

当時、日赤に入院していた身内の見舞いのために家を出て歩き始めると、その振動で胸の奥の方が激しく痛み出しました。
思わず うずくまってしまうほどの痛みでしたが、じっとしていれば収まり、ゆっくり歩けば痛みも少なかったので、なんとか日赤にたどり着きました。

そして、4階にある病室まで いつものように階段を上り始めました。
が、2階と3階の間の踊り場までくると、もう息が切れて 休憩なしでは上がれません。
4階まで上がった時は、400メートルを走った後のように ぜえぜえ 言っていました。

今思えば、日赤の救急で診てもらえばよかったのかもしれませんが、その日は京都に戻り、その後1週間ほど、会社にも行ったりして 普通に過ごしていました。

とは言っても、胸の痛みや息切れは続いていましたし、おそらく 肺がしぼんでぶら下がっているだけの状態だったからでしょうか、寝転がる時や起き上がる時は、胸の中で何かを引っ張られるような痛みを感じていました。

仕事が忙しく、病院にも行っていなかったのですが、ある日 出張があって、いつもより早く家に帰ることができました。
そこで、近くの開業医に行って診てもらい、

私 「胸が痛くて・・・」
医 「あなた、恋をしてますね?」
いや、そんなふざけた医者はいないですけど。
 
そこは循環器のほうが専門だったので、心電図なんかをとったりして、
医 「異常はないですけどねぇ」
と、なかなかわからなかったのですが、レントゲンを撮ってもらうと、
医 「あぁ!」
と感嘆の声が聞こえてきました。

見せてもらうと、胸の片方は肋骨と肺の血管などが白く映っているのですが、反対側は、肋骨の間が黒く 何も映っていません。

肺がしぼんでしまっていたのです。

この続きはまた おいおい 書いていきます(引っ張っていきます?)。
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今は京都の嵐山方面に住んでいます
中学・高校・大学は軟式テニスしてました

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