早春の京都
テーマ:歳時記
2013/03/22 12:31
「京都の桜はもうそろですか?」
知人の作家に聞かれました…。
ここ数日で暖かくなり東京ではお花見をされている様子がTVのNEWSで映し出されています。
神戸・大阪も開花宣言をされたそうで、そうなると体が動きだしました
早春の京都をリサーチ
京都の桜はまだ少し先なのでしょうか?
まだつぼみでした
桜の名所の夜間拝観は先なのかと思いきや…。
太閤秀吉の正室・北政所のゆかりの地、高台寺・圓徳院が夜間拝観、ライトアップがされていました。
入室すると北書院には、「秀吉・ねね木像」が特別公開されていました。
通常は、霊屋に安置されてそうですが夜間拝観の時期に限り展示公開されているそうです。
お庭もライトアップがされ、訪れる人の心を癒してくれます。
圓徳院では、お庭のライトアップに加え京都グラフィー国際写真フェスティバルと称し細江英公氏の写真展が開催されていました。
写真を襖仕立てにしたり草間彌生さんの若かりし頃のポートレートを掛軸風のタペストリーにして展示されていました。
和の空間に現代写真。
ミスマッチさを狙いとしているようでした。
写真がモノクロで夜の鑑賞には辛かったのと会場の案内がなかったのが少々残念。
しかし、十分に早春の夜の京都を堪能できました。
旧大津公会堂
テーマ:コラム
2013/03/19 13:17
浜大津を散策中、京阪浜大津駅の線路そばにレトロな建物を発見しました。
吸い寄せられるように近くまで行くと…
そこはレストランのようです。
その名も「旧大津公会堂レストラン」
大津のまちづくり事業で活用されている建物で
イタリアン、和フレンチ、Hawaii料理等が楽しめるようです。
また、レストランの他には
会議室やコンサート等にも使えるホール、展示空間としてのスペースを提供されているそうです。
旧大津公会堂は、1934(昭和9)年に大津商工会議所と大津市立図書館とを併設された「大津公会堂」として誕生しました。
地上3階、地下1階で構成され、当時流行したスクラッチタイルと呼ばれる引っかき模様のある外壁に覆われた建物で時の流れと共に様々な施設に姿を変え、地元の人々に愛されたそうです。
昭和22年には国内第一号の公民館のひとつとなり、平成23年には、国の有形文化財に登録されました。
直線と曲線の窓が左右対照に配されています。
時間の都合で外から見るだけでしたが
次回訪れるときは外観ばかりでなく内装も見てみたいと思います。
ご存知の方いらっしゃいましたらお教えください。
吸い寄せられるように近くまで行くと…
そこはレストランのようです。
その名も「旧大津公会堂レストラン」
大津のまちづくり事業で活用されている建物で
イタリアン、和フレンチ、Hawaii料理等が楽しめるようです。
また、レストランの他には
会議室やコンサート等にも使えるホール、展示空間としてのスペースを提供されているそうです。
旧大津公会堂は、1934(昭和9)年に大津商工会議所と大津市立図書館とを併設された「大津公会堂」として誕生しました。
地上3階、地下1階で構成され、当時流行したスクラッチタイルと呼ばれる引っかき模様のある外壁に覆われた建物で時の流れと共に様々な施設に姿を変え、地元の人々に愛されたそうです。
昭和22年には国内第一号の公民館のひとつとなり、平成23年には、国の有形文化財に登録されました。
直線と曲線の窓が左右対照に配されています。
時間の都合で外から見るだけでしたが
次回訪れるときは外観ばかりでなく内装も見てみたいと思います。
ご存知の方いらっしゃいましたらお教えください。
オープニング・パーティー!
テーマ:作家紹介
2013/02/28 15:35
土橋隆弘硝子工房がオープンしてもうすぐ1か月後。
オープニングパーティーが開催されました。
私は、所用で少し遅れてしまい
到着した頃には、BBCびわ湖放送のアナウンサーさんがお祝いのスピーチをされている真っ最中でした。
遅ればせながら、スピーチに耳を傾けると…
土橋隆弘硝子工房が、3月9,10日に放映されるとのこと。
詳しくはBBCびわ湖放送「滋賀経済NOW 」をご覧ください。
放送時間
H25.3/9(土) PM22:00~22:30
3/10(日) AM8:00~8:30 (再放送)
スピーチ終了後、土橋隆弘氏によるガラスのデモンストレーションが行われました。
ガラスができあがるまでの工程を間近で見られる
またとないチャンス
会場内が興奮しました。
また、パーティーの会場内では、土橋隆弘硝子工房作家の作品も展示されていました。
画面左手の作品は、スタッフの佐藤隆さん、右手が土橋隆弘さんの作品です。
こちらの作品は、黒壁美術館で個展をされた時の作品
「sheath(鞘・さや)」シリーズです。
生物の抜け殻や刀の鞘をイメージしたものです。
代表の土橋氏が感謝の言葉を述べ、パーティーは終了しました。
最後に…
オープンの記念に素敵なグラスをいただきました。
大切に使いたいと思います。
当日は、お招きいただきありがとうございました。
オープニングパーティーが開催されました。
私は、所用で少し遅れてしまい
到着した頃には、BBCびわ湖放送のアナウンサーさんがお祝いのスピーチをされている真っ最中でした。
遅ればせながら、スピーチに耳を傾けると…
土橋隆弘硝子工房が、3月9,10日に放映されるとのこと。
詳しくはBBCびわ湖放送「滋賀経済NOW 」をご覧ください。
放送時間
H25.3/9(土) PM22:00~22:30
3/10(日) AM8:00~8:30 (再放送)
スピーチ終了後、土橋隆弘氏によるガラスのデモンストレーションが行われました。
ガラスができあがるまでの工程を間近で見られる
またとないチャンス
会場内が興奮しました。
また、パーティーの会場内では、土橋隆弘硝子工房作家の作品も展示されていました。
画面左手の作品は、スタッフの佐藤隆さん、右手が土橋隆弘さんの作品です。
こちらの作品は、黒壁美術館で個展をされた時の作品
「sheath(鞘・さや)」シリーズです。
生物の抜け殻や刀の鞘をイメージしたものです。
代表の土橋氏が感謝の言葉を述べ、パーティーは終了しました。
最後に…
オープンの記念に素敵なグラスをいただきました。
大切に使いたいと思います。
当日は、お招きいただきありがとうございました。
ロベール・ドアノー 写真展
テーマ:絵画・写真
2013/02/15 13:07
自らを「イメージの釣り人」と称し、独自の感性と洞察力でパリの情景やそこに住む人々の日常をいきいきと映し出した写真家 ロベール・ドアノーの生誕100周年を記念する回顧展が京都で開催中です。
ロベール・ドアノー(1912-19924)は、パリ郊外にあるジョンティイに生まれ、モントルージュで育ちました。
パリの表も裏も知り尽くした「パリの住人」です。
パリのエコール・エステイエンヌでグラフィックアートを学びリトグラフの工房で働いた後、写真家に転身します。
1934年から約5年間、フランスの自動車メーカー「ルノー」で産業カメラマンとして入社しますが、プリントの出来栄えにこだわりを持ちすぎて遅刻が重なり退社を余儀なくされます。
その後、フランス軍へ入隊。第二次世界大戦中はフランスのレジスタンス活動に参加します。
そこでの抗独地下活動の様子は、記録写真として収められており第一級歴史資料として貴重なものとされています。
戦後は、フリーのカメラマンとして国内外のグラフ誌を中心にルポルタージュ写真の寄稿やファッション雑誌「ヴォーグ」の契約カメラマンとして報道とファッションを中心に活躍をしました。
今展覧会のみどころは…。
ドアノーの原点ともいうべきパリの名所や郊外の情景。
何気ない人々の日常生活を撮影した作品の数々。
この他、レジスタンス活動時の貴重な写真。
ココ・シャネルやパブロ・ピカソ、ジャコメッティといった著名人のポートレート作品。
今回初公開となるパリの変遷を撮影したDATAR国土整備庁のカラー写真シリーズ。など
生前ドアノーが撮りためたネガを保存・管理しているアトリエ・ロベール・ドアノーの全面的な協力をもとに約40万点より200点を精選しドアノーの多岐に渡る活動がうかがえる写真展です。
会場の展示パネルの所々にはドアノー自身の言葉が記されていました。
一部を紹介すると…
「人生を通して自分のための劇場を作り続けてきた」
「見た人に物語の続きを想像してもらえるような写真を撮りたい」
「私はイメージの釣りびと -待つ・観察・気配を消す- 待つことで得られる奇跡の瞬間!」
ドアノーのメッセージを心に留めながら彼の歩いた風景や時代を写真を通して知ることができました。
古き善きパリの薫りを今に伝えている展覧会です。
「生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー」は、
2月24日(日)まで美術館「えき」kyotoでご覧いただけます。
ロベール・ドアノー(1912-19924)は、パリ郊外にあるジョンティイに生まれ、モントルージュで育ちました。
パリの表も裏も知り尽くした「パリの住人」です。
パリのエコール・エステイエンヌでグラフィックアートを学びリトグラフの工房で働いた後、写真家に転身します。
1934年から約5年間、フランスの自動車メーカー「ルノー」で産業カメラマンとして入社しますが、プリントの出来栄えにこだわりを持ちすぎて遅刻が重なり退社を余儀なくされます。
その後、フランス軍へ入隊。第二次世界大戦中はフランスのレジスタンス活動に参加します。
そこでの抗独地下活動の様子は、記録写真として収められており第一級歴史資料として貴重なものとされています。
戦後は、フリーのカメラマンとして国内外のグラフ誌を中心にルポルタージュ写真の寄稿やファッション雑誌「ヴォーグ」の契約カメラマンとして報道とファッションを中心に活躍をしました。
今展覧会のみどころは…。
ドアノーの原点ともいうべきパリの名所や郊外の情景。
何気ない人々の日常生活を撮影した作品の数々。
この他、レジスタンス活動時の貴重な写真。
ココ・シャネルやパブロ・ピカソ、ジャコメッティといった著名人のポートレート作品。
今回初公開となるパリの変遷を撮影したDATAR国土整備庁のカラー写真シリーズ。など
生前ドアノーが撮りためたネガを保存・管理しているアトリエ・ロベール・ドアノーの全面的な協力をもとに約40万点より200点を精選しドアノーの多岐に渡る活動がうかがえる写真展です。
会場の展示パネルの所々にはドアノー自身の言葉が記されていました。
一部を紹介すると…
「人生を通して自分のための劇場を作り続けてきた」
「見た人に物語の続きを想像してもらえるような写真を撮りたい」
「私はイメージの釣りびと -待つ・観察・気配を消す- 待つことで得られる奇跡の瞬間!」
ドアノーのメッセージを心に留めながら彼の歩いた風景や時代を写真を通して知ることができました。
古き善きパリの薫りを今に伝えている展覧会です。
「生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー」は、
2月24日(日)まで美術館「えき」kyotoでご覧いただけます。
2012年 展覧会入場者数ベスト
テーマ:コラム
2013/02/07 23:12
今頃?こんな話題…
「2012年展覧会入館者数ベスト20」という記事が掲載されていました。
昨年の大型展覧会の入館者数をまとめたものです。
ベスト5の展覧会(会期・会場・総入館者・1日平均入場者数)をあげてみると
第1位 ツタンカーメン展(8/4-翌1/20・170日間)
上野の森美術館 1,152,995人(6,782/日)
第2位 ツタンカーメン展(3/17-7/16・122日間)
大阪天保山特設ギャラリー 933,130人 (7,649/日)
第3位 マウリッツハイス美術館展(6/30-9/17・71日間)
東京都美術館 758,266人 (10,680/日)
第4位 ボストン美術館 日本美術の至宝(3/20-6/10・73日間)
東京国立博物館 540,382人 (7,402/日)
第5位 ONE PIECE展(3/20-6/17・90日間)
森アーツセンターギャラリー513,136人 (5,702/日)
総括しますと… 意外や意外…?「ツタンカーメン展」が最も足を運んだ展覧会の栄誉を掴んだようです。
残念ながら、みていないのでコメントできませんが、大阪展では盛況だったと聞いています。
そして、1日平均で最も入館者が多かった展覧会は、「マウリッツハイス美術館展」でした。
この展覧会、何といっても人気のフェルメール作品が出品されていたことが大きかったようです。
それに加え、開催館の東京都美術館が、リニューアル間もないことやレンブラント作品がまとまって出品されていたことも、美術ファンには惹かれる要因だったのでしょうか…?
メディアは、今後もこのフェルメール人気にあやかる展覧会の企画を視野に入れているとか…
しかし、1日平均1万人という入館者は他を圧倒しています。
日本美術の分野では、ボストン美術館展が健闘。
私は、名古屋ボストン美術館で観賞しましたが、大画面の「雲龍図」は見ごたえありました。
大阪展はまもなく。4月2日から大阪市立美術館で開催されます。
第5位のONE PIECE 展は、現在のクール・ジャパンを物語る結果となりました。
この他、「リヒテンシュタイン華麗なる侯爵家の至宝」、「幻のゴッホ展-パリ時代のゴッホ、空白の2年間-」は、東京・長崎で開催し、好評だったそうで春に京都へ巡回予定。
日中国交正常化40年となった昨年は、中国書画を中心とした展覧会も多数開催されました。
関西へは巡回しなかったが、中国の庶民の生活を描いた 絵巻「清明上河図」は、中国で公開されたときは徹夜組が出るほどの中国の至宝作品。
そんな名品が日本で観られるのは素晴らしいことだと思いますが、その裏側で尖閣諸島問題の悪化で延期、中止になった展覧会があったことは残念な一面でした。
これから関西に巡回する展覧会もありますので参考になればと思います。
「2012年展覧会入館者数ベスト20」という記事が掲載されていました。
昨年の大型展覧会の入館者数をまとめたものです。
ベスト5の展覧会(会期・会場・総入館者・1日平均入場者数)をあげてみると
第1位 ツタンカーメン展(8/4-翌1/20・170日間)
上野の森美術館 1,152,995人(6,782/日)
第2位 ツタンカーメン展(3/17-7/16・122日間)
大阪天保山特設ギャラリー 933,130人 (7,649/日)
第3位 マウリッツハイス美術館展(6/30-9/17・71日間)
東京都美術館 758,266人 (10,680/日)
第4位 ボストン美術館 日本美術の至宝(3/20-6/10・73日間)
東京国立博物館 540,382人 (7,402/日)
第5位 ONE PIECE展(3/20-6/17・90日間)
森アーツセンターギャラリー513,136人 (5,702/日)
総括しますと… 意外や意外…?「ツタンカーメン展」が最も足を運んだ展覧会の栄誉を掴んだようです。
残念ながら、みていないのでコメントできませんが、大阪展では盛況だったと聞いています。
そして、1日平均で最も入館者が多かった展覧会は、「マウリッツハイス美術館展」でした。
この展覧会、何といっても人気のフェルメール作品が出品されていたことが大きかったようです。
それに加え、開催館の東京都美術館が、リニューアル間もないことやレンブラント作品がまとまって出品されていたことも、美術ファンには惹かれる要因だったのでしょうか…?
メディアは、今後もこのフェルメール人気にあやかる展覧会の企画を視野に入れているとか…
しかし、1日平均1万人という入館者は他を圧倒しています。
日本美術の分野では、ボストン美術館展が健闘。
私は、名古屋ボストン美術館で観賞しましたが、大画面の「雲龍図」は見ごたえありました。
大阪展はまもなく。4月2日から大阪市立美術館で開催されます。
第5位のONE PIECE 展は、現在のクール・ジャパンを物語る結果となりました。
この他、「リヒテンシュタイン華麗なる侯爵家の至宝」、「幻のゴッホ展-パリ時代のゴッホ、空白の2年間-」は、東京・長崎で開催し、好評だったそうで春に京都へ巡回予定。
日中国交正常化40年となった昨年は、中国書画を中心とした展覧会も多数開催されました。
関西へは巡回しなかったが、中国の庶民の生活を描いた 絵巻「清明上河図」は、中国で公開されたときは徹夜組が出るほどの中国の至宝作品。
そんな名品が日本で観られるのは素晴らしいことだと思いますが、その裏側で尖閣諸島問題の悪化で延期、中止になった展覧会があったことは残念な一面でした。
これから関西に巡回する展覧会もありますので参考になればと思います。