ウィリアム・ターナー

テーマ:絵画・写真

イギリスを代表する風景画家 ウィリアム・ターナー(1775-1851)。

風景画というと現代では主流なジャンル。
モネ、ルノワールなど印象派の作家を連想します。

ターナーは、それよりも遡る時代の作家で風景画に革命をもたらした作家でもあります。
しかし、残念ながら日本ではあまり紹介されない作家のひとりです。

そんなウィリアム・ターナーの展覧会が現在、神戸で開催中です。




展覧会の内容は、油彩・素描を中心にターナーの初期から晩年までの足跡を辿る形式。

神話や文学

海や山などの自然や実際に起こった出来事

憧れの地・イタリアを訪れたことをきっかけに描いた作品

また晩年は、風景画の可能性を追及し続け作風も変化していきました。
それは、まるで抽象絵画のような印象を受けます。

展示作品を通して彼の中に住み続けた自然の脅威や崇高さを垣間見ることができる展覧会です。



会場の出口には、ターナーの作品と共に現在のお天気を知らせるパネルがありました。
訪れた人々が記念撮影をしている風景が印象的でした。

当時、決して価値の高いものではなかった風景画が数百年後にはこんなにも愛される題材となったのです。


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7年程、キュレーターをしていました。
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