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サザエさん

テーマ:コラム
みなさん日曜はどのように過ごしますか?
お出かけする人もいれば家でのんびり過ごす方もいらっしゃるのでは?
ちなみに私は展覧会を観に行くことが多いですが。

テレビアニメでお馴染みΓサザエさん」の展覧会。現在、関西へ巡回中です。



私が訪れたのは神戸展最終日間近とあって少々混雑気味。
親子連れの客層が目立ちました。

会場へ入るとテレビ放映45年間続いた軌跡をモニターで紹介され、Γサザエさん」の街と磯野家の交流を中心にパネル展示がされていました。

磯野家のお庭での記念撮影や先月末にお亡くなりになった永井一郎さん扮する波平さんの声を楽しむアトラクション等もあり五感で楽しむ展覧会となっていました。

ヴォーリズ邸宅を訪ねて

テーマ:コラム
京都・白川疎水の桜です。残念ながら先日からの暴風雨で散ってしまったようです。



ここにW.M.ヴォーリズ建築の個人邸宅があります。
駒井家住宅(駒井卓・駒井静江記念館)です。



通常は、毎週金・土曜日の10:00~16:00のみ開館しているのですが、3月29日(金)~4月9日(月)までの間、春の特別公開をしています。桜散策を兼ねてと思いましたが葉桜になっていました。


駒井家住宅は、動物遺伝子学の権威 京大名誉教授 駒井卓博士(1886-1972)とその妻 静江夫人の私邸として1927(昭和2)年、ヴォーリズ建築事務所が設計しました。
駒井博士は、渡航経験もあり昭和天皇に生物学を教授された人物。
米国コロンビア大学ではショウジョウバエの研究を行いました。

一方、静江夫人は、ヴォーリズ夫人と大学の学友だったそうです。
積極的にクリスチャン活動をされた活発な方で女性の地位向上にも尽力しました。


建物に話題をもどしましょうビックリマーク
1998(平成10)年、昭和建築の洋館として初めて京都市の有形文化財に指定され現在は公益財団法人 日本ナショナルトラストが管理しています。

外観は当時アメリカで流行していたアメリカンスパニッシュ様式を基調とし、屋根は切妻屋根の赤色桟瓦葺、外壁はモルタルスタッコ仕上げになっています。




邸宅内へ入るとボランティアガイドさんが一組ごとに丁寧に建物の説明をされていました。





内部は1階が玄関ホール、居間、食堂、和室、2階に寝室、書斎等を配し和洋折衷の間取りとなっています。
主棟の建坪は30坪。決して広くはありませんが装飾性と実用性に富んだ建物です。



それではお宅拝見!
こちらが玄関。




おじゃましま~す。





玄関ホール、食堂です。 
友人や学生達を招くため広い空間となっています。





サンルーム。写真ではわかりづらいですが、アーチ型の窓です。





外から見るとこんな感じ。ドアノブはパープル色のクリスタル。


駒井邸は、洋館ですが6畳の和室も備えています。
床の間を設え、堀ごたつもあります。





障子を併用した出窓。
和室の戸を締め切ると洋風内部と違和感がありません。



和と洋の空間を巧みに融合させています。



それでは2階へ
ゆるやかなカーブの階段。ヴォーリズ建築の特徴でもあります。



当時、寝室として使われていた部屋は駒井夫妻を紹介するスペースになっています。



駒井博士の研究資料やタイプライター、著作、コレクションの数々がキャビネットに並べられていました。
部屋からは比叡山が望めます。





2階のサンルーム。



愛用のロッキングチェアが展示されていました。
ここからは大文字が見えました。
駒井家は滋賀・京都が眺望でき贅沢な空間です。




私もこのチェアに座らせていただきました。 
洋館の主になった気分です目



パレット

駒井家住宅は、毎週金曜日・土曜日の10時~16時(入館は15時まで)公開されています。
入館料は(維持修復協力金として)大人500円、中高生200円、小学生以下は保護者同伴に限り無料。

日々、ボランティアの方が清掃、展示解説をして支援されています。


六角堂

テーマ:コラム
前々回、前回と京都のお寺を中心に綴りましたので
もうひとつご紹介したいと思います。



京都六角堂。
正式名は紫雲山 頂法寺。本堂が六角形の外観からこの愛称で呼ばれています。



歴史は古く平安遷都以前。聖徳太子による創建といわれ、いけばな「池坊」の発祥の地としても有名です。



聖徳太子が沐浴した池の跡だそうです。




この池のほとりに小野妹子を始祖とする僧侶の住坊があり「池坊」と呼んでいたそうです。これが池坊と呼ばれた由縁です。
池坊の祖先は、朝夕宝前に花を供え、そしてついには代々いけばなの名手として知られるようになり、今の「いけばな」へと広がったそうです。



北側に隣接している現代的な建物が池坊会館。
展示会など「いけばな池坊」の本拠地となっています。




寺内をご案内 デジカメ


太子堂
聖徳太子が沐浴をされたという池の跡に建てられたそうです。
太子自作の2歳頃の像がまつられています。




六角柳
嵯峨天皇と后の出会いの逸話あり。
縁結びにご利益があるとか。
柳の二つの枝におみくじを結びつけるのだそう…。



へその石
昔ここが京都の中心部だったとか。




私のお気に入り。
十六羅漢像。
柔和な愛嬌のあるお顔です。(写真ではわかりづらい?汗)
仏教に「和顔愛語」という言葉がありますが
私もこんな風に日々を過ごさなくては…と思う今日この頃です。
元気になりたい時、癒されたい時に訪れます。






















旧大津公会堂

テーマ:コラム
浜大津を散策中、京阪浜大津駅の線路そばにレトロな建物を発見しました。



吸い寄せられるように近くまで行くと…
そこはレストランのようです。



その名も「旧大津公会堂レストラン」
大津のまちづくり事業で活用されている建物で
イタリアン、和フレンチ、Hawaii料理等が楽しめるようです。

また、レストランの他には
会議室やコンサート等にも使えるホール、展示空間としてのスペースを提供されているそうです。




旧大津公会堂は、1934(昭和9)年に大津商工会議所と大津市立図書館とを併設された「大津公会堂」として誕生しました。
地上3階、地下1階で構成され、当時流行したスクラッチタイルと呼ばれる引っかき模様のある外壁に覆われた建物で時の流れと共に様々な施設に姿を変え、地元の人々に愛されたそうです。
昭和22年には国内第一号の公民館のひとつとなり、平成23年には、国の有形文化財に登録されました。




直線と曲線の窓が左右対照に配されています。
時間の都合で外から見るだけでしたが
次回訪れるときは外観ばかりでなく内装も見てみたいと思います。
ご存知の方いらっしゃいましたらお教えください。











2012年 展覧会入場者数ベスト

テーマ:コラム
今頃?こんな話題…病気(女の子)
「2012年展覧会入館者数ベスト20」という記事が掲載されていました。
昨年の大型展覧会の入館者数をまとめたものです。
ベスト5の展覧会(会期・会場・総入館者・1日平均入場者数)をあげてみると
王冠
第1位 ツタンカーメン展(8/4-翌1/20・170日間)
上野の森美術館 1,152,995人(6,782/日)

第2位 ツタンカーメン展(3/17-7/16・122日間)
大阪天保山特設ギャラリー 933,130人 (7,649/日)

第3位 マウリッツハイス美術館展(6/30-9/17・71日間)
東京都美術館 758,266人 (10,680/日)

第4位 ボストン美術館 日本美術の至宝(3/20-6/10・73日間)
東京国立博物館 540,382人 (7,402/日)

第5位 ONE PIECE展(3/20-6/17・90日間)
森アーツセンターギャラリー513,136人 (5,702/日)


総括しますと… 意外や意外…?「ツタンカーメン展」が最も足を運んだ展覧会の栄誉を掴んだようです。
残念ながら、みていないのでコメントできませんが、大阪展では盛況だったと聞いています。

そして、1日平均で最も入館者が多かった展覧会は、「マウリッツハイス美術館展」でした。
この展覧会、何といっても人気のフェルメール作品が出品されていたことが大きかったようです。
それに加え、開催館の東京都美術館が、リニューアル間もないことやレンブラント作品がまとまって出品されていたことも、美術ファンには惹かれる要因だったのでしょうか…?
メディアは、今後もこのフェルメール人気にあやかる展覧会の企画を視野に入れているとか…
しかし、1日平均1万人という入館者は他を圧倒しています。

日本美術の分野では、ボストン美術館展が健闘。
私は、名古屋ボストン美術館で観賞しましたが、大画面の「雲龍図」は見ごたえありました。
大阪展はまもなく。4月2日から大阪市立美術館で開催されます。

第5位のONE PIECE 展は、現在のクール・ジャパンを物語る結果となりました。


この他、「リヒテンシュタイン華麗なる侯爵家の至宝」、「幻のゴッホ展-パリ時代のゴッホ、空白の2年間-」は、東京・長崎で開催し、好評だったそうで春に京都へ巡回予定。

日中国交正常化40年となった昨年は、中国書画を中心とした展覧会も多数開催されました。
関西へは巡回しなかったが、中国の庶民の生活を描いた 絵巻「清明上河図」は、中国で公開されたときは徹夜組が出るほどの中国の至宝作品。
そんな名品が日本で観られるのは素晴らしいことだと思いますが、その裏側で尖閣諸島問題の悪化で延期、中止になった展覧会があったことは残念な一面でした。


これから関西に巡回する展覧会もありますので参考になればと思います。
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fumi

7年程、キュレーターをしていました。
現在は、未熟ですが作家のサポートをしています。
交流のある作家の紹介や展覧会の情報など書き綴っていきたいと思います。

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