『川崎や』は湖北では少ないLIVEのできる町家です

今晩は『長浜市史を読んで明日の長浜を考える会』がございます。

秀吉博が終了した次の年に発足しました。

１４年に入っています。

ようやく第三巻が終わるところまできました。


興味深かったのは・・

幕末、天狗党（過激な尊皇攘夷）上洛阻止のため、大垣藩から千人以上の大集団が長浜に逗留することになりました。

庄屋の吉川三左衛門さんの文書には、何人分と聞いて、宿の手配、食事の手配をしたのに、実際来た人数は少なかった。
しかし、支払いは実際の人数分しかくれなかった。という内容です。

古文書にはなぜか地元のひとり当たりの単価と大垣藩の単価が違い損失が出ているようなことが書いてありますが、

実際この時は人数が少なかったという記録があるそうです。

吉川さんは、彦根藩に「話が違うじゃないですか、欠損金をもらって下さいよ。わたしゃもうやめさせてもらいます」と

訴えています。

彦根藩は「もう、金をもらったんだろ。その時点でいわなきゃ、この決済はもう終わっている」なんて事を言ったそうです。


つまり、長浜市から大垣から１０００人規模の集会があるので、宿泊、食事を頼むと民間委託があった。

しかし、実際は８００人しか来なかった。大垣は８００人分しかくれなかった。

長浜市のどうしよう？といったら、お金をもらってしまったらもうしまいだ。この話は終わり・・・



行政の踏み倒しなんですね。この吉川さんはどうされたのでしょうね。

とても心配です（笑）


今夜19：00　川崎や２階　会費５００円です。

宜しくお願いします