私の戦争体験

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「終戦記念展 ~銃後のくらしと女性たち~」のパネル文章です。

これが最後のパネルです。

   私の戦争体験
                                                      長浜市内女性
 昭和17年5月、兄は徴兵検査に合格し入隊しました。兄たちの若い頃は青年学校があり、足にゲートルを巻き軍服のような服を着て銃を持ち、毎日厳しい訓練を受けていました。この頃、男子には強制的な教育が行われていました。

 出征の時は、村の人達が日の丸の小旗を振って駅まで見送って下さいました。兄たちは特別候補生、予科練生等を志願し、兵士になるのを家の誇りとして勇ましく我が家を出発していきました。
 
 私は昭和16年女学校へと入学し、戦争が激しくなるにしたがい学校での勉強は少なくなりました。生活は苦しく、食糧難となり、農園でさつまいも、かぼちゃを作って雑炊やふかしいもにして給食を食べていました。
 
 また、英語は廃止、和裁も充分習うことなく、学校の講堂は軍需工場と化し、三菱樹脂へ泊まり込みで飛行機の部品作りに精を出しました。ほかにも、出征兵士の留守宅へ稲刈りに行ったり、村のお寺の本堂を借りて幼児の託児所を開いたり、私達女性もお国の為にと頑張りました。時々学校にもどり訓練の時間には校庭に出て棒を持ち、敵軍が飛行機から降りてきたところを「槍でつけー」などの訓練がありました。今となると本当にばかばかしい話です。
 
 私の兄は面会が一度もなく、いつの間にやら満州へ移っていました。戦争が激化するなか、家財道具の鉄類、鋳物(仏具・鉄火鉢)、置物など兵器に間に合うものすべて供出せよと強制的に出されました。夜に空襲警報のサイレンが鳴ると、灯りが外にもれないように電球の傘に黒い布をかぶせ、B29の爆音を聞きながら不気味な夜を過ごしたことが何度もありました。私達の地域は爆弾も落ちず済みましたが、大都会では昼も夜も爆弾、焼夷弾が投下され、火の海となり、広島、長崎には原子爆弾まで落とされ一瞬にして皆灰になってしまい、恐ろしさと深い悲しみにつつまれました。

 8月15日、大事な放送があると知らせがあり、ラジオの前に集まりました。聞き取りにくい声で天皇陛下の終戦を告げる放送が流れたときは、耳を疑うほどでみんな口々に「なんで・・・どうして負けたんやー・・一生懸命がんばってきたのに・・」とまるで夢を見ているようで驚きの声と共に、肩を落とし「戦争は終わったのか」との思いで心の中は複雑でした。皇居前の広場では、地面をたたきつけ悔しい思いをされた光景がテレビで放映されていました。

 兄は終戦を知らされないまま、8月に入って牡丹江でソ連との交戦で武器や食料を積んだ車もろとも橋の爆破で命を落としました。このことは、戦友の人が復員されて判ったことで、戦死の公報は中々来ず、終戦の年の秋、田んぼで稲こきをしていたとき役場の人が自転車で来られ、一通の手紙を「お気の毒です」と手渡されました。
母はその場で腰が抜けて動けなくなってしまいました。腰が抜けるとは聞いていましたが、私の目の前で母の姿を見たとき、ショックを受けたときの恐ろしさを知りました。今でもその時のことを思い出すと胸がつまります。

 知らせがくるまで、母は兄が戦死しているとは知らず、陰膳を供え、手を合わせて毎日兄の帰りを待っていました。そしてシベリアからの復員兵の新聞便りに兄の名を探し、ラジオの復員便りに耳をかたむけていました。その後、「遺骨を取りに来い」と県庁からの通知でもらいに行きましたが、遺骨などひとかけらもなく、位牌だけが入っていました。悲しくて涙もでませんでした。
日本中の父母が兄弟が、妻がかけがえのない命を奪われたと思うと戦争がにくらしい。もう二度と戦争を起こしてはならないと思います。
                                                       手記より

LIVEIN川崎や終了!

テーマ:ライブレポート
久しぶりの岡田健太郎でした。

ゲストは三男、ミッチーこと通利さん。

第一部はミッチーのステージです。

ピアノの弾き語りです。

ご兄弟で一番声量があるのではないでしょうか

そしてギターで弾き語り


あっという間の40分でした

ここで恒例のミニ抽選会

今回は、いつもの景品に加えて自家焙煎コーヒーを2つ用意しました

休憩ののち健太郎さんの登場

相変わらず安定した歌唱力

パワフルな歌声にお客様もうっとり


そして兄弟でセッション


アンコールは2曲!


無事終了しました

お越しいただきましたお客様

岡田健太郎さん 岡田通利さん

ありがとうございました








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まーぼう

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仕事は眼鏡補聴器が本業ですが 
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ライブの企画などを趣味でやっています。
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