＊＊長治庵（ﾁｮｳｼﾞｱﾝ）女将（おかめ）日記＊＊

本日、土砂降りの雨が、降っております。




さてさて！
私が、お嫁に来た当時

「長治庵さんは、いつ電話しても通じない」と、おじいちゃんが商工会の方から
聞いてきて、叱られたことがありました



結婚前に、勤めていた職場では、電話機の前で仕事をしてましたので
立って仕事してても、コール2回めには取れました。



私の、今の仕事と言えば
炊事、洗濯、掃除、配膳・・・・・・あげればきりがありません。
しかも、茅葺きの母屋だけの仕事ではなく、お客様のお部屋の全てをしなくてはいけません。


そんな中、家にかかる電話は、母屋の炊事場だけ。
子機は、宿の方には電波がとどきません。
赤ちゃん用の、ママコールなんかを使ってみましたが、これも遠すぎて届きませんでした。

お客様の部屋掃除をしていると、建物が違うのでもちろん電話には気づきません


村の人が、訪ねてきても

「いつ来ても会えん」と、言われ続けておりました。


会えんと言われることも、去年玄関先の隠居を壊したおげで、裏の旅館部分が見えて
うちのお家事情が、村の人にもわかってもらえました（笑）今頃・・・




そうして、月日は流れ・・・・10年ほど前から
携帯電話が普及し、家の電話も携帯に転送するようにいたしました。


すぐに、転送してしまうのもいいのかもしれませんが、今は6コールで！


6コールだと、座敷にいても走ったら間に合います(笑)
お客様の配膳をしているときは、諦めます(笑)
ひょっとこは、近くにいても予約だとわからないからと、電話には一切出ません。
子どもたちも、そう小さい時から言ってありますので、電話にはでません。


携帯に回ると、番号もわかるので
知り合いなら、掛けなおせます。




え~~~信じられんそんな、お客様を待たせる宿！！



と、思われるかもしれませんが、おかめしかおりませんので仕方ないのです

転送になって便利になりました。（お金はかかりますが・・・）



そんなコールも、セールスなら回ったことがわかると、出る前に切れてしまいます


なのに、いまだに「何回かけても留守や」と、言われる村の人がありました。

うちが転送システムだと知ってるのに・・・・



こうなったら、笑うしかありません


6コールが、お年寄りは待てないものなのでしょうか・・・・・



私は、いつも15回までは待ちます（笑）
気が長いですか？（笑）





どうか、うちの宿事情をご想像いただき、気長にコールしてくださいね



追伸★運転中、通院中、女子会中？？は、出られません（笑）



ご予約、お待ちしておりま～～～す（＾◇＾）♪