長浜表参道　　お お の 履 物 店

長浜商工会議所８０周年記念講演会が臨湖で開催されました。

サンデーモーニング、ビジネス展望等メデイアを通じてお話は伺ってましたが、慶応大学金子先生の生の声を聞くのは初めて。つばが飛んでくるような一時間半以上に亘る熱弁でした。

未曾有の金融危機、エネルギー危機、地球温暖化への対応策は、１９２９年の大恐慌への対応策から学ぶしかない、けど、結局は戦争でしか解決できなかった。

これまで無責任体制が横行しており、重大な問題が発生しながら、誰も責任をとろうとせず方向を転換できずにきている。

戦争以外の解決方法は、底割れを回避しつつ、あらためて大きな投資・ＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮの流れをつくりだすしかない。それは再生エネルギーへの転換であろう。集中立地から地域分散型へのシステム転換（ＩＴの調整機能により分散型システムが現実的となってきた）である。

ＴＰＰ問題は、何のために締結するのかを国民に対して説明されるべき。中国、韓国、インドが参加していない環太平洋１０カ国の全面自由化であり、米国の十年間で輸出倍増・２００万人の雇用増達成をめざす米国の要請であり、参加しても日本の輸出をのばすことにはならない。
米国、オーストラリアと日本の農業の規模の膨大な差はどうしようもないし、農業分野は一つの交渉の分野にすぎず、保険、公益事業など要求される分野はいろいろある。日本の輸出云々ではなく、日本が米国を助けるかどうかという問題。農業の個別補償問題だけでも一兆円はかかる、それだけの腹が決まっているのかどうか。
いま急いでＴＰＰに参加する意味はない。中国、韓国が参加する時期にやればいい？？

これからは公益的資本主義、すなわち社会に貢献することなしにはなりたたない、でなければならない。

話の中から思いつくままに印象に残っているポイントを書きました。

大変面白く聞かせていただいたのですが、久しぶりの聴講で頭がついてまいりませんでした。うまくまとめられなくて申し訳ありません。ご容赦下さい。

下駄やのおじさん