長浜表参道　　お お の 履 物 店

お店を家内に任せて、南に小豆島を望み、気候は温暖で自然環境に恵まれた瀬戸内海に浮かぶ小島に行ってまいりました。

社会から強制隔離され、戦後病気を完治できる特効薬が世に出てからも、1996年らい予防法が廃止されるまで、隔離され差別され続け、現在約260名の方が、ハンセン病の後遺症と向かい合っておられる国立療養所長島愛生園があります。

ハンセン病は”らい病菌”によっておこる細菌感染病で、感染力は非常に弱いもので、現在では簡単に治癒される由。

私自身、らい病に関する知識はほとんどなく、石田三成の盟友、大谷刑部吉継がらい病を患いつつ関ヶ原で戦ったことくらいしか知りませんでした。病気に対する無知と偏見のお蔭で多くの人々が親戚縁者と縁を切り、名前を変えてまで生きて行かざるをえなかった現実について愛生園歴史館で説明を受けました。

また、８０歳の入所者の方から、昭和２２年に１３歳で愛生園に強制的に送らてきたけれども、親からもらった頑健な体と大抵の作業をこなすことができたので園の運営・作業に積極的に関わることが出来た、昭和57年58年にはゲートボール大会で日本一になった・・・
昭和３５年に結婚したけれど、優生手術を強制されたため子供はいない・・・
８０歳のいまも車を運転してどこへでもいっている・・・・

歴史館への訪問が、偏見と差別のない社会を創造するために寄与するを切望すると結ばれております。


下駄やのおじさん