幸せ感じる食事
昨夜は職場の忘年会でグラン・クルーさんへ行ってきました。
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この近江牛のステーキはめーちゃくちゃおいしかったぁ~
どちらかというとステーキよりも焼肉派でしたが心ゆさぶられました
デザートも クリスマス を イメージした かわいい一皿です。
ワインセラーも見学させていただき初めての体験だらけでした。 ←すごい人のサイン入りワインです
実は ちょうど一年前 私の実父が大腸ガンの告知を受け介護が必要な母を老人施設に一時預け ガン切除の手術を受けました。
手術は無事成功 肝臓に転移していたガンも ちゃんと切り取ってもらい あとは 一時的に人工肛門につなげた腸を自分の肛門につなげる手術をするだけでした。
そして一ヵ月後 その手術も無事成功……っと思って安堵していたのに 腸の動きがよくならず 術後二週間も 鼻から腸に管を通し 絶食 の治療を続けました。
合併症で腸閉塞をおこしていたのですが……また手術するしか直らないと先生からの話
それでも 絶対大丈夫だと疑わなかったのに
父と再会したのは 12時間後 集中治療室でした。
そして それから ちょうど一ヶ月後 亡くなりました。
というか…延命治療に見切りをつけて治療を拒否したのは私だから私が殺したようなものですが…
幼少時に戦争を体験してきたので 贅沢な食事はしない父でした。
でも 二週間も何も食べられなかったので 二人で病院内散歩をしていた時 食堂のメニューを眺め 『白いご飯がたべたいな~』ってぼやいてました。
なので しばらく ご飯がのどを通らない……
な~んてことはなかったのですが どこか 食事をすることに対して 父に申し訳ないなぁ~って気がしていました。
でも 一年経つと 『おいしいもの』を食べることができることに感謝して それはなによりも この世で一番幸せなことだって思えるようになりました。
時間が少しずつ罪悪感を無くしていってくれているのと
この子が何より癒してくれてます
女一人で娘二人をやしなっている私にとっては とてつもない贅沢なひとときでしたが とてつもない幸せなひとときでした。そして そのことに気づかせてくれた父にも感謝です。