EUREKA

World as Hell

テーマ：ブログ

2009/01/19 20:39

　ある学者が現在の経済状況は「モノとカネが離婚した状態」にあるといいました。製品を売って売上をあげる経済活動の実態と切り離された、金融の自己増殖と暴走を指した表現です。アメリカを震源地として全世界が直接的、間接的に影響を受けました。
　
　長浜のある企業は、生産の８０％が欧米向けで、欧米経済の急速なスローダウンと円高の直撃を受けて２５０人の期間従業員の削減を発表しました。継続雇用を期待していた人たちにとってはまさに晴天の霹靂だったことでしょう。その影響かハローワークは午前１０時にして既に５０人近くが相談待ちだそうです。順番がまわってくるまでに日が暮れてしまわないだろうかと心配になります。
　
　いよいよオバマ大統領誕生です。「メインストリートの再生なくしてはウォールストリートの発展はない」とオバマ氏も言っております。虚構ではなく、本来の経済活動に立ち返ることを期待したいです。