同窓会の様子やみなさんの様子をお伝えします。
折々の歌
テーマ:ブログ
2014/11/10 10:39
時雨雲はどこに待機しているのでしょうか。11月3日「歌壇」佳作
秋晴れは湖北時雨が降るまでに何回残っているのだろうか
旧近江町日撫神社の秋のお祭 10月13日「歌壇」佳作
木漏れ日の途絶える先の境内に奉納相撲の呼び出しの声
夏の朝の日差しがキビシク思います。9月22日「歌壇」佳作
町並みを壊した跡の駐車場伝いて歩く陰も途切れる
長女が遠くへ出かけた時の歌です。7月28日「歌壇」入選
目覚ましをいくつも鳴らして起きる子が時差ある国で目を覚ますころ
平成26年6月6日 おじいさんになりました。7月21日「歌壇」佳作
長男に名付けし時は辞書をひき孫の名前はネットで探す
小谷山、山本山が見下ろした水田です。7月7日「歌壇」佳作
畦と畦夕日を映す見張り田をステンドガラスにつなぎ合わせる
ご近所の方から花の鉢をお預かりしました。6月16日「歌壇」入選
「来年は、もういないから」と託されしテッセンの鉢に花が咲きたり
田と湖を沈む夕日が茜色に染めます。6月10日「歌壇」佳作
淡湖と水を張る田はとっぷりと宵の茜を蓄えている
還暦を過ぎると、若葉が気になります。5月26日「歌壇」佳作
クスノキの若葉が雨を遮ればさす傘閉じて並木道行く
湖からの桜、自転車からの桜。5月5日「歌壇」入選
奥琵琶の散り敷く花の絨毯にカヤック揺れてひだを増やせり
曳山祭りは晴天に恵まれました。4月28日「歌壇」佳作
幕降ろし障子外して晒巻く骨組みばかりの曳山納める
水鳥が北の国へ帰って行きます。3月17日「歌壇」佳作
湖岸より五間隔て鳰鳥の群波間に消えて越える波頭
新聞の旅行広告は早咲き桜の春色です。2月10日「歌壇」佳作
大寒の新聞にはさむ春色の旅のチラシは八重山巡り
長女が雪うさぎを作っていました。2月3日「歌壇」佳作
手袋に大事に握る南天を雪うさぎの目に幼子は置く
ゴッホ、モネ、マネと三作目です。1月13日「歌壇」佳作
オルセーのマネの描きし笛吹きは我が子と同じ背丈で立ち居り
平成26年1月6日「歌壇」入選 テーマは「雲」
雲が湧く近江若狭の国境大栃の木が深呼吸する
ひこにゃんが爪先立ちして見上げてる城の上なる鰯雲の群れ
11月24日市民交流センターで文学祭50周年記念 入選2首
伊吹嶺に春巡りきて立ち酒を友と祝いて山車曳き出さん
山車を据え役者の襟元ととのえて出笛の鳴るを今待つばかり
土田君と総当番を努めた今年の祭りに詠んだ歌です
角川短歌平成25年9月 公募短歌佳作
通勤の二つ手前の駅で降り私のいない電車見送る
平成25年8月13日「歌壇」入選
幼子は時の読み方知らねども時計のような花咲くと言う
8月5日「歌壇」佳作 気分は青い山脈
夜勤終え二人乗りする自転車に異国の唄を乙女ら歌う
7月15日「歌壇」佳作
アメンボウ足置くところ窪ませて鏡のような池を横切る
7月1日「歌壇」佳作豊公園の桜並木
さくら葉の虫喰う跡より朝の日がまだら模様に届く白壁
6月11日「歌壇」入選 山倉2階から
綾織りの幟(のぼり)おろしてゴブランの幕片付けて曳山仕舞う
6月3日「歌壇」佳作
曳山の車輪を囲む鉄の輪が削りし跡がジグザグ残る
4月8日「歌壇」佳作
雪捨てと雪掻きばかりの手袋は春のスキーのストック握る
角川短歌平成25年3月 公募短歌佳作
駅前に宿を取りしはモネの描くサン・ラザール駅の朝を見たくて
平成25年1月28日「歌壇」佳作
北風を楓の種は羽に受けクルクルクルと池を飛び越す
子どものころを思い出して 11月19日「佳作」歌壇佳作
古里に雑貨店あり巴里屋というエッフェル塔のポスターを貼る
角川短歌24年11月 公募短歌佳作
叡山の峰から瀬田へさしわたす淡海の国に一筆の雲
朝一番のオルセー美術館 10月22日「歌壇」佳作
オルセーのゴッホの部屋の自画像の見つめる先に蒼き星月夜
シベリア上空で温かい蕎麦を。10月8日「歌壇」佳作
機内食一万メートルの高みにていずこの国の空に昼餉す
「地方公務員仕事の副読本」自費出版 9月17日「冠壇」佳作
本を積む 自費出版が刷り上がる
四六版 176ページ 1,500円です。
朝のゴーヤジュースもお仕舞です。 9月17日「歌壇」佳作
新学期始まる朝が近くなり黄ばむゴーヤのすだれを仕舞う
合歓の観察を詠みました。8月20日「歌壇」佳作
夕凪ぎて線香花火が消えるように合歓の花糸色褪せしだる
角川短歌24年8月 公募短歌佳作
琵琶湖より番(つが)いてのぼる大鯰水を張る田に命はぐくむ
退職後片付けをボチボチ始めています。5月28日「歌壇」佳作
退職し高い庭の木切りました梯子昇れぬ日はすぐに来る
曳山まつりの山組を詠みました。4月30日「歌壇」佳作
祝町 船町宮町 大手町 曳山祭りの出番山なり
議会のご理解が仕事の大半 4月16日「歌壇」佳作
討論の賛否行き交う議場にも二階の窓に春の日映る
3月23日県議会が閉会した夜に投稿した歌です。 4月10日「歌壇」佳作
退職の日は寄り道し生きるとふ映画のようなブランコを漕ぐ
3月16日に投稿した歌です。4月2日「歌壇」佳作
「おかえり」といつものように迎えられ三十四年の通勤終える
春の歌を詠んでみました。3月26日「歌壇」佳作
ランドセルつり合う春がやってきて三年生が駆け抜けていく
きたぐには新潟と大阪との間の夜行急行。廃止されました。
2月14日「歌壇」佳作
遅延する急行列車「きたぐに」は乗る人もなく積む雪降ろす
「ひこばえ」は切り株から伸びる、細い茎や枝をいいます。
24年1月23日「歌壇」佳作
稲株の実らぬひこばえ霜降りて墓標のように白く凍てつく
通勤に乗っている電車が事故に遭ったことがあります。
角川 短歌24年1月二首佳作
事故ありて急停車する線路脇いつもと同じ夕餉の明かり
事故に遭い立往生する電車から遅刻伝えるメール群れ飛ぶ
冬の朝は全てが億劫。23年12月26日「歌壇」佳作
「休みたい行きたくない」と三度言い背筋伸ばして駅へと向かう
暖房のため北陸線電車の扉はボタンを押す半自動に 12月5日「歌壇」佳作
電車のドア手で開け閉めて席に着く湖北の駅に師走はきたる
昨秋、ショッピングC脇の歩道、ブルーシトに子どもの白い足裏が六つ並んでいました。
角川短歌 平成23年12月佳作
路上の子三人並び眠り入るマニラ市街の眠れぬ夜に
姉川の河口に黒い鵜と白い鷺が、市松模様に散らばっています
8月29日「歌壇」佳作
河口にはカワウとサギが入り交ざりオセロ模様に鮎を待ちおり
里山の若葉は、ブロッコリ・カリフラワーのようにも見えます
6月6日「歌壇」入選
むくむくと昼寝の園児ら起き上がり里山若葉みどり湧き立つ
角川短歌5月号242ページ(4月25日発行)公募短歌の佳作
退勤電車に乗る回数も、残り少なくなってきました。
沈む日を比良の山間に見送りて帰り電車のドアにもたれる
「文芸ながはま創刊号」103名の作品に加えていただきました。
23年3月長浜文化芸術協会の発行(33ページ)
明けやらぬ湖北時雨の駅を発ち通う県都は寒晴れの朝
対岸の湖西の山に沈む日を見送り北へ帰り汽車行く
米原と永原行きを乗り違え湖を眺めて一回り旅す
祭りを迎え、一年息災であったことに感謝します。
来年も元気で、曳山祭りを迎えたいものです。
23年5月2日京都新聞「歌壇」佳作
舞台終え化粧おとした子役者は童にもどり母に抱かれる
4月28日「歌壇」入選
腕白が清姫となり蛇になって子ども歌舞伎は花の道成寺
4月18日「歌壇」佳作
子役者がカゼひかぬように若衆は裸姿で宮参りする
平成12年市役所に出向する際、退職願を書きました
3月28日「歌壇」入選
花束と明日を限りの定期持ちいつものように改札を出る
「豪雪」「大雪」という言葉を用いずに表してみました。
2月28日「歌壇」佳作
低き陽が雪雲の裾たくし上げ降り休む間に積む雪捨てよ
川魚屋に氷魚が並ぶと、春が待ち遠しくなります
平成23年2月7日京都新聞「冠壇」佳作
春浅し 炭火にかざす氷魚の串
昨年11月、マニラ湾コレヒドール島の戦跡を巡拝。スペイン時代、統治(コントロール)拠点を表す地名。 平成23年1月15日 日本遺族通信掲載
要塞を平和祈念の島にせりマニラ湾なるコレヒドールは
乗っている電車が事故に遭ったのは二回目です
11月8日「歌壇」佳作
事故ありて静まる客車に床下の鉄の冷たさ重さ伝わる
献花する機会があって、10月4日京都新聞「冠壇」佳作
花を抱く 友と別れの順を待つ
湖の国の稲刈りが始まり、アットいうまに終わります
9月22日「歌壇」佳作
通勤の朝始まりし稲刈りは夕日の湖畔を刈り取り終えぬ
直流化までは、米原駅に着くと折り返し粟原温泉行きになりました
8月2日「歌壇」佳作
出勤の乗り継ぎ駅を折り返し敦賀の海に潮風聞きたし
伊吹山の姿は、採石の権利でどこまで変わるのでしょうか
6月28日「歌壇」佳作
田に映る逆さ伊吹の採石場麦畑ありて削り跡隠す
麦の穂がある朝、黄色を濃くし、狐色に染めかわります
6月21日「歌壇」佳作
麦畑は黄に深みたり麦秋の言葉習いし黒板おもう
湖北は田植えの季節を迎え、水張田という言葉を知りました
5月10日「歌壇」佳作
早苗田は水ゆきわたり濃く淡く空を映せり近江を画し
町内の山車・萬歳楼は享和2年・1802年創建です
208回目の祭を終えて4月19日「歌壇」佳作
曳山の祭り終わりて山倉は二百回目の大戸を閉じる
曳山祭りへの思い入れは、人それぞれだと思います
自町狂言の4月13日に京都新聞「歌壇」佳作
曳山の綱曳き休む町かどは振るまい酒に春のぬくもり
年度末の駅には、人生の一こまが行き交うようです
3月29日「歌壇」佳作
送別の花束をもち駅を出る明日から定期に通う先なく
奥伊吹は積雪90センチ、久し振りに休みたいの思いが、
3月15日「歌壇」佳作
バンクーバの宴終わりて伊吹には春の雪ありスキーに行かむ
週始めと週末、通勤時の人身事故が増えたように思います
3月8日「歌壇」佳作に掲載
待つ人はホームに満ちて静まれり人身事故にダイヤ乱るも
通勤途上に思ったことなど、京都新聞文芸欄に投稿したところ
2月15日「歌壇」に初入選しました 小学生の書初め以来です
冬晴れの職場に増えし置き傘は湖北しぐれに今朝濡れし傘
秋晴れは湖北時雨が降るまでに何回残っているのだろうか
旧近江町日撫神社の秋のお祭 10月13日「歌壇」佳作
木漏れ日の途絶える先の境内に奉納相撲の呼び出しの声
夏の朝の日差しがキビシク思います。9月22日「歌壇」佳作
町並みを壊した跡の駐車場伝いて歩く陰も途切れる
長女が遠くへ出かけた時の歌です。7月28日「歌壇」入選
目覚ましをいくつも鳴らして起きる子が時差ある国で目を覚ますころ
平成26年6月6日 おじいさんになりました。7月21日「歌壇」佳作
長男に名付けし時は辞書をひき孫の名前はネットで探す
小谷山、山本山が見下ろした水田です。7月7日「歌壇」佳作
畦と畦夕日を映す見張り田をステンドガラスにつなぎ合わせる
ご近所の方から花の鉢をお預かりしました。6月16日「歌壇」入選
「来年は、もういないから」と託されしテッセンの鉢に花が咲きたり
田と湖を沈む夕日が茜色に染めます。6月10日「歌壇」佳作
淡湖と水を張る田はとっぷりと宵の茜を蓄えている
還暦を過ぎると、若葉が気になります。5月26日「歌壇」佳作
クスノキの若葉が雨を遮ればさす傘閉じて並木道行く
湖からの桜、自転車からの桜。5月5日「歌壇」入選
奥琵琶の散り敷く花の絨毯にカヤック揺れてひだを増やせり
曳山祭りは晴天に恵まれました。4月28日「歌壇」佳作
幕降ろし障子外して晒巻く骨組みばかりの曳山納める
水鳥が北の国へ帰って行きます。3月17日「歌壇」佳作
湖岸より五間隔て鳰鳥の群波間に消えて越える波頭
新聞の旅行広告は早咲き桜の春色です。2月10日「歌壇」佳作
大寒の新聞にはさむ春色の旅のチラシは八重山巡り
長女が雪うさぎを作っていました。2月3日「歌壇」佳作
手袋に大事に握る南天を雪うさぎの目に幼子は置く
ゴッホ、モネ、マネと三作目です。1月13日「歌壇」佳作
オルセーのマネの描きし笛吹きは我が子と同じ背丈で立ち居り
平成26年1月6日「歌壇」入選 テーマは「雲」
雲が湧く近江若狭の国境大栃の木が深呼吸する
ひこにゃんが爪先立ちして見上げてる城の上なる鰯雲の群れ
11月24日市民交流センターで文学祭50周年記念 入選2首
伊吹嶺に春巡りきて立ち酒を友と祝いて山車曳き出さん
山車を据え役者の襟元ととのえて出笛の鳴るを今待つばかり
土田君と総当番を努めた今年の祭りに詠んだ歌です
角川短歌平成25年9月 公募短歌佳作
通勤の二つ手前の駅で降り私のいない電車見送る
平成25年8月13日「歌壇」入選
幼子は時の読み方知らねども時計のような花咲くと言う
8月5日「歌壇」佳作 気分は青い山脈
夜勤終え二人乗りする自転車に異国の唄を乙女ら歌う
7月15日「歌壇」佳作
アメンボウ足置くところ窪ませて鏡のような池を横切る
7月1日「歌壇」佳作豊公園の桜並木
さくら葉の虫喰う跡より朝の日がまだら模様に届く白壁
6月11日「歌壇」入選 山倉2階から
綾織りの幟(のぼり)おろしてゴブランの幕片付けて曳山仕舞う
6月3日「歌壇」佳作
曳山の車輪を囲む鉄の輪が削りし跡がジグザグ残る
4月8日「歌壇」佳作
雪捨てと雪掻きばかりの手袋は春のスキーのストック握る
角川短歌平成25年3月 公募短歌佳作
駅前に宿を取りしはモネの描くサン・ラザール駅の朝を見たくて
平成25年1月28日「歌壇」佳作
北風を楓の種は羽に受けクルクルクルと池を飛び越す
子どものころを思い出して 11月19日「佳作」歌壇佳作
古里に雑貨店あり巴里屋というエッフェル塔のポスターを貼る
角川短歌24年11月 公募短歌佳作
叡山の峰から瀬田へさしわたす淡海の国に一筆の雲
朝一番のオルセー美術館 10月22日「歌壇」佳作
オルセーのゴッホの部屋の自画像の見つめる先に蒼き星月夜
シベリア上空で温かい蕎麦を。10月8日「歌壇」佳作
機内食一万メートルの高みにていずこの国の空に昼餉す
「地方公務員仕事の副読本」自費出版 9月17日「冠壇」佳作
本を積む 自費出版が刷り上がる
四六版 176ページ 1,500円です。
朝のゴーヤジュースもお仕舞です。 9月17日「歌壇」佳作
新学期始まる朝が近くなり黄ばむゴーヤのすだれを仕舞う
合歓の観察を詠みました。8月20日「歌壇」佳作
夕凪ぎて線香花火が消えるように合歓の花糸色褪せしだる
角川短歌24年8月 公募短歌佳作
琵琶湖より番(つが)いてのぼる大鯰水を張る田に命はぐくむ
退職後片付けをボチボチ始めています。5月28日「歌壇」佳作
退職し高い庭の木切りました梯子昇れぬ日はすぐに来る
曳山まつりの山組を詠みました。4月30日「歌壇」佳作
祝町 船町宮町 大手町 曳山祭りの出番山なり
議会のご理解が仕事の大半 4月16日「歌壇」佳作
討論の賛否行き交う議場にも二階の窓に春の日映る
3月23日県議会が閉会した夜に投稿した歌です。 4月10日「歌壇」佳作
退職の日は寄り道し生きるとふ映画のようなブランコを漕ぐ
3月16日に投稿した歌です。4月2日「歌壇」佳作
「おかえり」といつものように迎えられ三十四年の通勤終える
春の歌を詠んでみました。3月26日「歌壇」佳作
ランドセルつり合う春がやってきて三年生が駆け抜けていく
きたぐには新潟と大阪との間の夜行急行。廃止されました。
2月14日「歌壇」佳作
遅延する急行列車「きたぐに」は乗る人もなく積む雪降ろす
「ひこばえ」は切り株から伸びる、細い茎や枝をいいます。
24年1月23日「歌壇」佳作
稲株の実らぬひこばえ霜降りて墓標のように白く凍てつく
通勤に乗っている電車が事故に遭ったことがあります。
角川 短歌24年1月二首佳作
事故ありて急停車する線路脇いつもと同じ夕餉の明かり
事故に遭い立往生する電車から遅刻伝えるメール群れ飛ぶ
冬の朝は全てが億劫。23年12月26日「歌壇」佳作
「休みたい行きたくない」と三度言い背筋伸ばして駅へと向かう
暖房のため北陸線電車の扉はボタンを押す半自動に 12月5日「歌壇」佳作
電車のドア手で開け閉めて席に着く湖北の駅に師走はきたる
昨秋、ショッピングC脇の歩道、ブルーシトに子どもの白い足裏が六つ並んでいました。
角川短歌 平成23年12月佳作
路上の子三人並び眠り入るマニラ市街の眠れぬ夜に
姉川の河口に黒い鵜と白い鷺が、市松模様に散らばっています
8月29日「歌壇」佳作
河口にはカワウとサギが入り交ざりオセロ模様に鮎を待ちおり
里山の若葉は、ブロッコリ・カリフラワーのようにも見えます
6月6日「歌壇」入選
むくむくと昼寝の園児ら起き上がり里山若葉みどり湧き立つ
角川短歌5月号242ページ(4月25日発行)公募短歌の佳作
退勤電車に乗る回数も、残り少なくなってきました。
沈む日を比良の山間に見送りて帰り電車のドアにもたれる
「文芸ながはま創刊号」103名の作品に加えていただきました。
23年3月長浜文化芸術協会の発行(33ページ)
明けやらぬ湖北時雨の駅を発ち通う県都は寒晴れの朝
対岸の湖西の山に沈む日を見送り北へ帰り汽車行く
米原と永原行きを乗り違え湖を眺めて一回り旅す
祭りを迎え、一年息災であったことに感謝します。
来年も元気で、曳山祭りを迎えたいものです。
23年5月2日京都新聞「歌壇」佳作
舞台終え化粧おとした子役者は童にもどり母に抱かれる
4月28日「歌壇」入選
腕白が清姫となり蛇になって子ども歌舞伎は花の道成寺
4月18日「歌壇」佳作
子役者がカゼひかぬように若衆は裸姿で宮参りする
平成12年市役所に出向する際、退職願を書きました
3月28日「歌壇」入選
花束と明日を限りの定期持ちいつものように改札を出る
「豪雪」「大雪」という言葉を用いずに表してみました。
2月28日「歌壇」佳作
低き陽が雪雲の裾たくし上げ降り休む間に積む雪捨てよ
川魚屋に氷魚が並ぶと、春が待ち遠しくなります
平成23年2月7日京都新聞「冠壇」佳作
春浅し 炭火にかざす氷魚の串
昨年11月、マニラ湾コレヒドール島の戦跡を巡拝。スペイン時代、統治(コントロール)拠点を表す地名。 平成23年1月15日 日本遺族通信掲載
要塞を平和祈念の島にせりマニラ湾なるコレヒドールは
乗っている電車が事故に遭ったのは二回目です
11月8日「歌壇」佳作
事故ありて静まる客車に床下の鉄の冷たさ重さ伝わる
献花する機会があって、10月4日京都新聞「冠壇」佳作
花を抱く 友と別れの順を待つ
湖の国の稲刈りが始まり、アットいうまに終わります
9月22日「歌壇」佳作
通勤の朝始まりし稲刈りは夕日の湖畔を刈り取り終えぬ
直流化までは、米原駅に着くと折り返し粟原温泉行きになりました
8月2日「歌壇」佳作
出勤の乗り継ぎ駅を折り返し敦賀の海に潮風聞きたし
伊吹山の姿は、採石の権利でどこまで変わるのでしょうか
6月28日「歌壇」佳作
田に映る逆さ伊吹の採石場麦畑ありて削り跡隠す
麦の穂がある朝、黄色を濃くし、狐色に染めかわります
6月21日「歌壇」佳作
麦畑は黄に深みたり麦秋の言葉習いし黒板おもう
湖北は田植えの季節を迎え、水張田という言葉を知りました
5月10日「歌壇」佳作
早苗田は水ゆきわたり濃く淡く空を映せり近江を画し
町内の山車・萬歳楼は享和2年・1802年創建です
208回目の祭を終えて4月19日「歌壇」佳作
曳山の祭り終わりて山倉は二百回目の大戸を閉じる
曳山祭りへの思い入れは、人それぞれだと思います
自町狂言の4月13日に京都新聞「歌壇」佳作
曳山の綱曳き休む町かどは振るまい酒に春のぬくもり
年度末の駅には、人生の一こまが行き交うようです
3月29日「歌壇」佳作
送別の花束をもち駅を出る明日から定期に通う先なく
奥伊吹は積雪90センチ、久し振りに休みたいの思いが、
3月15日「歌壇」佳作
バンクーバの宴終わりて伊吹には春の雪ありスキーに行かむ
週始めと週末、通勤時の人身事故が増えたように思います
3月8日「歌壇」佳作に掲載
待つ人はホームに満ちて静まれり人身事故にダイヤ乱るも
通勤途上に思ったことなど、京都新聞文芸欄に投稿したところ
2月15日「歌壇」に初入選しました 小学生の書初め以来です
冬晴れの職場に増えし置き傘は湖北しぐれに今朝濡れし傘
コメント
-
2012/04/02 21:48長い間、本当にお疲れ様でした。おそらく廻りが放っておかないと思いますが、しばらくはゆっくりとお過ごしくださいませ。
-
まつもと2012/04/03 08:03本当にお疲れさまでした。
歌を読んでいるとジーンときてしまいました。
これからも宜しくお願いします。 -
2012/04/03 19:44メールありがとうございます。今日は嵐でしたね。これからは、なるべく嵐を避けて暮らして生きたいと思っています。また、遊んでください。