資産運用と人生の目標
テーマ:ブログ
2009/03/14 19:07
5年後にはマイホームを手に入れるとか、定年後は海外旅行にいっぱい行きたいなど、「今から何年後は、こんな生活をしたい」などこういうものは「ライフイベント」と呼ばれます。具体的に人生の目標をイメージして下さい。すると、その目標の実現のために、いくらお金が必要なのかが、わかってきます。マイホーム購入の頭金として1000万円必要だけど、今は500万円しかない。だったら毎年100万円ずつ資産を増やしていかなければいけないというように計画立てるのです。例えば「お金持ちになりたい」などというように漠然と思っているだけだと、行動することが出来ません。しっかり目標を具体化し、スケジュールを立てる。これがマネープラン作りの一歩です。資産運用で成功する秘訣です。出来る投資家は、このことが根底に根付いているのです。こういった基礎ができないと、決してうまくいきません。肝に銘じて下さい。ライフイベントとは、人生を歩むにあたって訪れる大きな出来事をさします。例としては「独立」「結婚」「マイホーム購入」「出産」「子供の入学・進学」「子供の独立」「定年退職」などがライフイベントです。ライフイベントでは、ないかとお金がかかるケースが多いいです。ライフイベントを迎えるまでに、どのくらいの資金が必要となるかを明確にし、資産運用を実行に移す必要があります。人生のライフイベントについて、細かく紹介しますので、実際生きていく上で、生涯どれ位のお金が必要なのか確認して下さい。ライフイベントの一つでもある「結婚」。この結婚に大体いくらかかるのか知ってますか。結納・婚約~新婚旅行までいれると、総額500万円はかかると言われてます。そうかといって、資金援助やお祝い金もあるので、最低100万、できれば200万というのが男女ともに自ら準備すべき金額の目安でしょう。いろいろケチって、地味なものにし、後々後悔するくらいなら、思い出に残るものにしたいものです。資金面で入念な準備が必要ですね。もう一つは「出産」です。これまた、お金がかります。1週間ほど入院して30万~40万円とういうところでしょう。ここで一つ問題があります。入院といっても健康保険が使えないのです。なぜなら、出産はケガでも病気でもないからです。つまり、全て自腹となり、多くの場合、入院時に概算額を支払うことを要求されます。ただし、出産後は健康保険や国民健康保険から「出産育児一時金」という給付金がもらえます。赤ちゃん一人あたり30万円で、税金はかかりません。このように、何かと出て行くお金が多いいが、最終的には収支がほぼトントンになる場合が多いです。その後の、ミルク代などのほうが頭を悩ますようです。かつて、日本では「マイホーム取得が資産形成の王道」だと言われてました。実際、1980年代までは、マイホームの有無による大きな資産格差が存在していたことも確かです。しかし、90年代にはいると「資産デフレ」の到来で、立場は逆転。ギリギリの資金計画でマイホームを取得した人の中には、返済が出来ずに自己破産した人も多かったようです。「土地神話」「昇給神話」「インフレ神話」という、マイホームの取得を支えてきた3つの神話がすべて崩壊したのがその原因です。では、マイホームの取得は見送っておいたほうがよいかというと、そうではありません。今の低い金利水準で固定金利ローンが組めるなら、将来的な住宅費を確定させる観点から、マイホームを取得するのも悪くないです。もちろん、いい物件を取得するのが絶対条件です。後悔しないためにも、妥協はしてはいけません。マイホームの取得には、頭金や購入時の諸費用がかかります。物件価格の3割程度は準備しておいて下さい。次に「子供の教育費」ですが、幼稚園からみても、私立幼稚園では、年間50万円かかります。地域によっては、年間20万位ですむ公立幼稚園がないところもあるので、結構厳しいです。小学校や中学校は義務教育なので、公立の場合は教育費の負担もさほどではないが、ここで油断は大変。高校・大学時には、負担が一気に重くなります。特に私立に行くとなると親の負担は限界点を超えます。やはり、早い時期から教育資金の準備をしておかないといけません。一般的に子供の教育費は一人当たりトータルで1300万円程度になります。これは、中学から大学まで私立に入れた場合です。それにしても、非常に莫大な費用が必要となります。人によって老後の必要資金は異なってきます。年金がいくらもらえるとか、どの程度の生活水準を希望するかで数千万円も違ってきます。人によって必要額が違うということは、マネープランが立て辛いともいえます。ファイナンシャル・ゴールが明確でないからです。まずは、このゴールを明確にすることから始めましょう。2006年4月から定年等が延長され、将来的には65歳まで希望すれば働くことが出来るようになります。公的年金も今後65歳支給開始となるが、要するに、仕事も年金ももらえないことが恐れられていた(60~65歳)がなくなるわけで、この間は給与は減って貯蓄できないにしても60歳時にもらえるであろう退職金を食いつぶす心配も、基本的にはなくなります。最後に、「病気や死亡などへの備え」ですが、病気や死亡による経済的なリスクに対してクローズアップされているのが「保険」への加入です。貯蓄だと、必要額を達成するまでに長い時間がかかってしまうが、保険なら加入した時点で必要額がカバーできるのです。では、どのくらいの保障を保険で確保しておけばいいのか。まず、病気やケガに備えるための医療保険は、入院1日あたり5000円を確保しましょう。医療保障が全くないのは怖いけど、多すぎても保険料がもったいないだけです。次に、死亡保障は、マイホームがある場合、妻の分として1000万~2000万円、これに子供1人につき500万~1000万円というのが目安です。金利が低いときは「掛け捨て」の保険で十分です。このように、人が生活をしていく上では、非常に莫大なお金が必要となります。今は、必要額を一気にならべたので、びっくりされた方もいるかもしれませんが、実際の話です。このように、なぜ必要なのかどれ位の費用が必要なのかを知ったあなたは、資産運用の意義である目標をたてるベースができた事になります。